この記事はコミックスの巻ごとにジョジョリオンを振り返ってみる企画の第5回目です。
この企画を始めようと思ったのは、興味はあるけど意味がわからなくて離脱したという人の話をよく耳にするからです。
僕は思うのです、それはもったいないことだと(^^;
話の軸さえ押さえれば、きっと楽しく読んでもらえると思ったわけです。
多分なネタバレは含みますが、ジョジョリオンという話の大筋を手軽に知りたいあなたにおすすめの記事です。
この記事を読むことで、これまでの流れを振り返ることができると思います。
漫画を読んでいて意味がわからなかったという方は、この記事を読んで内容を確認するのもおすすめです。
また、初めての方には理解を助けると共に、その魅力が伝わるのではないかと思います。
この記事を読む前に4巻について読まれるとスムーズです。
⇒ジョジョリオン4巻ネタバレ考察と感想!新たな謎?定助の素性の半分が判明!
それでは早速いってみましょう。
もくじ
ここを押さえれば大筋は把握!5巻の話最短まとめ!
「呪いを解く物語」の呪いが明らかに!
呪い=奇病
吉良の先祖であるジョニィ・ジョースターが犯した禁断の行為が発端。
5巻の話の流れをネタバレ要約
高校に通うため、通称カツアゲロードに足を踏み入れた定助と常秀。
カツアゲロードの正体は、イチョウの葉に宿ったスタンド能力でした。
能力名はオータム・リーブス
過去の作品で、剣に宿ったスタンドが出てきたりもしましたが、今回はイチョウの葉です!
なんか段々と何でもありになってきてます(^^;
従ってカツアゲロードにスタンド能力を有する敵はいません。
体が勝手に滑り一瞬で元の場所に戻されるという奇妙な現象は、イチョウの葉が起こしていたことだったのです。
この道の周辺に住む人々は、皆この現象を知っています。
そしてあえて誰も語らないことで、よそ者から金を巻き上げていたのです。
警官も含めて暗黙の了解が成り立っていたというわけです。
定助と常秀もトラブルに巻き込まれるのですが、本筋とは関係が薄いので省略します。
ただ、巻き込まれた事件の過程で、常秀にもスタンド能力が発現しました。
スタンド名は、ナット・キング・コール
物体にスタンドのネジを取り付けると、そこからバラしたり他のものと繋げられる能力らしいです(^^;
そして、この巻の要点はここからの後半部分でしょう。
定助の視点と、康穂の視点で、それぞれジョニィ・ジョースターの伝説について掘り下げが入ります!
ジョースター家の血筋で、吉良の先祖でもあるジョニィ・ジョースター
彼の悲しい最後がこの呪いを解く物語に大きく関係していたのです。
定助は亀の代金を支払った老人から
康穂は、常秀の携帯の居場所を示したマップから
偶然のような運命に導かれ、ジョニィ・ジョースターの伝説を知ることになるのです。
ジョニィ・ジョースターは東方家の先祖である理那を嫁にもらっています。
しかし、理那は原因不明の病気に侵されてしまいます。
その病気とは、記憶を少しずつ失い、皮膚には折り紙のような線が入って固くなっていくという奇病。
妻を日本に返したジョニィ・ジョースターは、精神的に追い込まれやってはならないことをしてしまいます。
ここで登場するのがあの「聖なる遺体」です。
北米大陸の守り神として地下深くに封印されていた大いなる力。
7部で登場したアレです。
聖なる遺体の力なら妻を救えると考えたジョニィ・ジョースターは、聖なる遺体を掘り起こしてしまったのです。
追っ手を振り切り、聖なる遺体を日本まで運んだ彼は、東方家近くの瞑想の松の根本に隠します。
聖なる遺体の傍に妻を連れてきて、助けてくれと懇願するジョニィ・ジョースター。
しかし遺体の力は万能ではなく、あくまで病を取り除くということ。
病を治せるのではなく、病を等価で交換するということでした。
理那の病気は取り除かれましたが、あろうことか病気は息子のジョージ・ジョースターに等価交換されてしまうのです!
これ以上聖なる遺体の力は使えない・・・
覚悟したジョニィ・ジョースターは息子の頭を貫きます。
するとそのダメージも含め自身と等価交換されたジョニィ・ジョースターは絶命し、悲運の最期を遂げました。
イチョウの葉に物質を移動させる能力が宿ったのはそのときであるような描写もありました。
カツアゲロードはこの事件の残り香のようなものだったわけです。
それからもう1つ、康穂が調べた杜王海岸に流れ着いたという幼児の話は完全に謎だらけです。
ジョニィ・ジョースターについて調べていた康穂は、当時の新聞記事からこの不可解なニュースを発見します。
彼が亡くなった日に流れ着いたとされる豪華な宝石を首からかけた1~2歳の子は、今後話にどうかかわってくるのでしょうか?
何者かに引っ張られ、松の木の穴の中に落ちた康穂の安否は如何に?
5巻はここまでです。
5巻を振り返った考察と感想
初めて読んだときも、カツアゲロードがどうでもよくなるほど、後半のジョニィ・ジョースターの話に引き込まれたことを思い出しました。
メイドインヘブン以前のジョナサンも妻を守って若くして亡くなりましたが、同列のジョニィも悲運な最後を迎えていたとは(T_T)
ジョースター家は短命で悲運の最期を辿るというのは、一巡しても変えられないようです(+_+)
前号で定助の血筋がジョースター家だと判明しましたが、体の半分がジョースター家なんてまるでDIOのようです。
名前はヒガシカタジョウスケで、半分は吉良吉影。
そしてジョースターの血統でもある。
丁寧に読んでいかないと、かなり混乱するので、この辺りで脱落した人も多かったのかな(^^;
「ジョニィ・ジョースターが犯した禁断の行為」
呪いを解く物語とありましたが、その呪いの発端となったのはコレで間違いないでしょう!
吉良の先祖であるジョニィ・ジョースターが、妻である東方家の理那を救うために行った行為。
聖なる遺体の力を使ってしまったことが、この呪いの発端なのだと思います。
子孫である吉良・ホリー・ジョースターの奇病もこの件が関わってのことでしょう。
つまり、ホリーの奇病もこの呪いの影響と捉えてしまって差し障りないように思います。
これまで定助の素性探しを中心に話が展開してきました。
定助に関してはまだ謎も多いので引き続き素性についても明らかになっていくことでしょう。
そしてそれに加えて、ここからは当初から言われていた、奇病という名の呪いに抗う話となっていきそうです。
最後に少しだけ触れられた、杜王海岸に流れ着いた子供については今のところ謎だらけです(^^;
5巻をこれから読むならここに注目!
以下が最低限おさえておきたいポイントです。
- カツアゲロードは流し読みでOK
- この巻は、ジョニィ・ジョースターの行いが全て。7部のジョジョことジョニィ・ジョースターの悲運の最期を刮目せよ!
ジョニィ・ジョースターの最後が、現代に及ぼしている影響を考察しながら読むのもいいと思います(^.^)
⇒ジョジョリオンまとめ!ネタバレ・考察・感想記事へのリンクはこちらから!
ジョジョリオン5巻ネタバレ考察と感想!ジョニィ・ジョースターの伝説 おわりに
意思に反して、なかなか短くまとめられません(+_+)
カツアゲロードに関してはさらっと読むことをおすすめします。
ここは本筋とは話が逸れるので、目的がわからなくなって道に迷う可能性大です(^^;
僕の中でここが最初の脱落ポイントだと思っていますので(笑)
今回も読んでいただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう(^.^)
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