この記事を書いているのは3月7日。
通常であれば、プロ野球公式戦の開始予定(開幕)まで2週間を切ったことになります。
もくじ
通常通り開催か、それとも無観客試合継続?非常に難しい判断が迫られる
プロ野球の開幕が迫る中どうするのが正解なのか?
現状考えられるのは、次の3択かと思います。
1.通常通り3月20日にプロ野球開幕
オープン戦を無観客試合とする決断を下した当初は、ここ(通常通り開幕)が目標だったように思います。
しかし、
日本国内で新型コロナウイルスの感染者が増え続ける現状では・・・
あまり現実的とはいえない選択に思えてきます。
致死率がそれほど高くはなく、感染力が高いウイルス。
こういった疫病は、水際で防げなければどう考えても感染が広がってしまいます。
みんながみんな同じ水準で感染予防に努められれば・・・
あるいは拡大を最小限にとどめられるのかもしれません。
しかし現実にそんなことは不可能。
経済活動を完全に止めるわけにはいきませんし、どんなに注意を払っていても感染のリスクを0にすることはできないのが現状でしょう。
「3月20日までに新型コロナウイルスの猛威が鎮静化している」というのはあまりに楽観的過ぎるし、非現実と言わざるを得ません。
2.無観客試合継続でプロ野球開幕
オープン戦に引き続き無観客で試合を行うという可能性です。
これに関しては割と可能性があるように思います。
開幕延期や中止よりは決断に踏み切りやすいですし、落としどころとして無観客試合で開幕は1つのアンサーになり得るかと。
ただ、これから開幕までの間に感染者が増加の一途を辿るようであれば・・・
他の競技やイベントとの兼ね合いを含め、無観客開催ですら難しい情勢になることも十分に考えられます。
3.開幕延期、もしくは2020シーズンの中止
オリンピックはやると言っていますが正直どうなのでしょう。
どれくらいの期間で新型コロナウイルス感染が収束するのか。
先が見えない状態で判断を下すことは本当に難しいと思います。
SARSのときは終息宣言まで9ヶ月を要しています。
流石に中止まではないにしても、開幕の延期は十分ありえると私は思っています。
結果論で語られるため正解はわからない
3つの選択肢を述べてきましたが、どれが正解なのかは正直わかりません。
プロ野球以外のことにも言えることなのですが、どこまで自粛すればいいのかの線引きがあまりに難しすぎるのです。
通常通り開幕しようが最悪中止になろうが、どれだけ感染拡大予防に繋がったのかは後の祭り。
結局は結果論でしか語られません。
開幕して感染が拡大すれば袋叩きにされ、無観客を続行すれば経済的損失が積もっていきます。
安全考慮と経済とのトレードオフをどういったウエイトで振り分けたらよいのか。
真剣に考えてみましたが、これだという明確な答えは私には見出せませんでした。
いっそのこと一律天の声で線引きしてくれたらいいのに・・・
私たちファンにできることは、運営サイドの決断を尊重すること以外ないように思うわけです。
無観客試合は寂しい
オープン戦をボーっと眺めていて思うことは、私たちファンの声援がことのほか重要だったんだなということです。
- あたりまえに行われていた鳴り物応援
- 選手が打席に立つと歌われる応援歌
- インパクトの瞬間の歓声と怒号
- ファインプレーの後のスタジアムを包む余韻
こういったものも含めてプロ野球なんだなと強く思ったわけです。
無観客試合のプロ野球は寂しいし物足りないのです。
淡々と映し出されるプレーの連続は、ハイレベルではあっても味気なく映ってしまう。
これは私だけなのかもしれませんが、
- 投手の投げた球がミッドに収まる音
- バッドの真に当たったときの強烈な打球音
これのみを楽しんでいるのが現状なのです。
スタジアムで応援できる日を願って
私のスタジアム観戦の予定は現状白紙に戻っています。
連れとも話ましたが、自分の判断でスタジアムに足を運ぶと決めるまでは当面現地観戦を控えることとしました。
プロ野球運営サイドの基準ではなく自分の判断基準に沿ってです。
様々な情報が錯そうする中、大事になってくるのは正しい情報と賢明な自己判断だと思います。
1日も早く野球を楽しめる日常が戻るのを願って
今はただ感染拡大予防に努め、新型コロナウイルスによる脅威が速やかに収束することを切に願います。
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