2018年のドラフト会議が幕を閉じました。
残念ながら1位指名を公言していた根尾昂内野手は獲得できませんでしたが、入団が決まった選手には是非とも頑張ってもらいたいものです。
さて、ドラフトを終えた巨人軍は、新たに6名の支配下選手を迎え入れることになりました。
その内訳は投手4名に内野手が2名になります。
ん!?
現状手薄で、補強ポイントの優先度も高かったはずの外野手が1人もいない(+_+)!?
もくじ
ドラフトで外野手を獲らなかった意図とは?
現在の巨人で最も手薄なのは、中継ぎ投手と外野手です。
長い目でみるのではなく、来季結果を求めるのであれば、この2つのウイークポイントの補強は必要不可欠なはずです。
しかし、巨人が今回のドラフトで指名したのは、どちらかと言えば育成を要する高校生が中心でした。
未来を見据えれば素晴らしいことなのですが、原監督を迎え来季必勝を期すものとばかり思っていただけに意外なドラフトだったように思います。
私は将来の中心選手として白羽の矢を立てた根尾君以外は、すべて即戦力で固めてくるだろうと予想していました。
しかし実際は、ドラフト1位で獲得した高橋優貴投手以外は、来季というよりもっと先を見据えた布石でしょう。
昨今のプロ野球界は選手を育成する流れですし、黄金時代を築くためには間違っていない選択だとは思います。
しかし、巨人軍というチームはある意味特殊。
育成に全振りすることなど許されず、毎年優勝を目指すことが義務付けられたチームなのです。
そうなってくるとドラフトで外野手を1名も獲らなかったことは解せません。
長野久義と亀井善行が衰える一方で、陽岱鋼も精彩を欠く外野陣は明らかに手薄なのです。
橋本到は怪我が多くてあてにはできないし、今シーズン終盤にブレークした重信慎之介だって丸1年働ける保障などどこにもありません。
このままなんのテコ入れもせず、新シーズンを迎えれば苦戦するのは火を見るよりも明らかです!
そんな危機的状況にも関わらず、ドラフトで外野手を獲らなかった。
これには、何か理由があるのではないかと邪推してしまいます。
ズバリ、ドラフトで即戦力外野手にいかなかったのは、他の方法で補強の目途がたっているのではないかという憶測です。
丸佳浩、王柏融が獲得できるからなのか?
そう考えるとどうしても期待してしまうのが、FAでの丸佳浩選手の獲得です。
⇒広島カープ丸佳浩がfaで巨人に移籍するメリットを考えてみた!
こちらの記事で考察した通り、丸選手の巨人入りはリスクも大きく実現困難だとは思うのですが、もしかしたら希望もあるのではと思ってしまいます!
原監督から直電話で『8番Or24番を空けて待っている』とか言われたら、断るのは難しいかななんて勝手に思ってます(^^;
日本シリーズを控え、FA宣言すらしていない段階ですので完全に妄想ではありますが(笑)
それからもう1つ、可能性として考えられるのが、外国人選手枠を使っての即戦力外野手の補強です。
年棒4億円のゲレーロを保険にまわすことになりますが、マギーに引退の可能性がある今となってはむしろ既定路線のように思います。
具体的な名前をあげると、台湾代表の王柏融選手が巨人にやってくる可能性だってあるのではないかと思っています。
巨人には同胞の陽岱鋼だっていますし、前々から噂になったことだってありました。
私のなかでは丸佳浩選手が入団するよりは、王柏融選手がやってくる方がだいぶ現実的なように思います。
FAもしくはトレードを含めて動くことは確実!
ただ1つ問題が・・・
巨人は1巡目で根尾選手を外した後に、ハズレ1位で立命大の辰己涼介外野手を指名しているんですよね(^^;
辰己涼介外野手といえば、大学ナンバーワン外野手という評価を得ていた選手です。
その辰己選手をハズレ1位とはいえ指名しているという事実は、ドラフトで即戦力外野手を獲る意思があったということなのです。
そう考えると、今回のドラフトは獲れるなかで最善を尽くした結果なのではないかと思います。
(獲得選手の賛否は置いておいて(^^;)
だとすると、ドラフトで外野手を補うことが出来なかったから、他の補強方法を検討するという流れでもなんらおかしくありません。
つまり、『水面下では動いているものの、具体的なことは何も決まっていない』という可能性も高いように思います。
今回のドラフトの結果だけをみて、他の補強の話がまとまっていると考えるのは残念ながら早計でしょう。
ただ間違いなく言えることは、ドラフトで外野手を補えなかったことで、何らかの動きがあることは確実。
FA・トレード・外国人補強などを駆使して、戦力を補おうとすることは必至でしょう。
巨人がドラフトで外野手を獲得せず!?丸、王柏融獲得の布石なのか? おわりに
私は今回のドラフトは、吉田輝星投手にいって欲しいと思っていました。
もし仮にそれが叶わないのであれば、狙うべきは大型外野手藤原恭大選手がベストだったとさえ思っています。
しかしそれも今となっては済んだこと。
新入団選手がそれぞれ決まった球団でベストの成績を残せるよう見守りたいと思います。
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