この記事はコミックスの巻ごとにジョジョリオンを振り返ってみる企画の第10回目です。
多分なネタバレは含みますが、ジョジョリオンという話の大筋を手軽に知りたいあなたにおすすめの記事です。
この記事を読むことで、これまでの流れを振り返ることができると思います。
この記事を読む前に9巻について読まれると多少スムーズです。
⇒ジョジョリオン9巻ネタバレ考察と感想!VS常敏プライドをかけたクワガタバトル!
それでは早速いってみましょう。
もくじ
ここを押さえれば大筋は把握!10巻の話最短まとめ!
謎のフルーツの鉢を持つ男、【大年寺山愛唱(ダイレンジヤマ アイショウ)】は、八木山夜露、東方常敏と繋がっていた。
大年寺山愛唱は岩人間で、謎のフルーツの売人だった。
謎のフルーツの名前が『ロカカカ』と判明!
つるぎと康穂は愛唱を尾行し、取引現場で肉体の等価交換を目撃する。
つるぎ&康穂VS大年寺山愛唱
10巻の話の流れをネタバレ要約
防犯カメラのデータとペイズリー・パークの能力から、東方常敏と接触していた男が大年寺山愛唱だと判明します。
彼の表向きは、杜王スタジアムに勤務する警備員。
毎日同じ時間に防犯カメラに映った交差点を通っていることがわかりました。
杜王スタジアムは震災で被害を受け修復されています。
その修復を担当したのはあの八木山夜露でした。
ここで、夜露・謎のフルーツ・愛唱・そして、東方常敏が繋がります。
離れたところから大年寺山愛唱を確認するつるぎと康穂。
彼の手には、すでに謎のフルーツが植えられた鉢が!
ペイズリー・パーク×ペーパー・ムーン・キングのコンボで、大年寺山愛唱の尾行を始めたつるぎと康穂。
携帯を折り紙にして、遠隔で愛唱を追跡します。
スタジアム近くの公園では、謎のフルーツの取引が行われていました。
取引相手は片足を失った車いすの老人でした。
フルーツの取引額は信じられない程の高額でした。
謎のフルーツを食べた老人は足が生え、ジョギングを始めます!
そして向かった先は車で待つ妻のもと。
車の中でS〇Xを始める2人
しかし老人の目は石になり視力を失います。
謎のフルーツによる回復は、他の部位との【等価交換】なのです!
その光景を目の当たりにし、食べ残しのフルーツを回収しようと考えた2人。
しかし、スタンドが大年寺山愛唱にみつかってしまい踏みつけられてしまいます。
ペーパー・ムーン・キングの幻覚をみせる能力でピンチを脱しますが、2人は既に大年寺山愛唱のスタンドにロックオンされていました。
大年寺山愛唱のスタンド名は、ドゥービー・ワゥ!
自動追跡型のスタンドで、射程距離はなんと無限。
ロックオンした相手が呼吸をすると、竜巻を発生させ相手を襲います。
従って攻撃から逃れるには彼を倒すしかありません。
逃げ回りながら、反撃の機会をうかがう2人。
大年寺山愛唱は、追跡者が誰なのかヒントを求め東方常敏に電話します。
本来2人は例の交差点でしか会わない徹底ぶりで、繋がりがばれないよう注意を払っていました。
この電話で謎のフルーツの名前が『ロカカカ』であると判明!
愛唱から追跡者の心当たりを聞かれ、定助が頭によぎる常敏。
ありえないと返答すると、追跡者2人は始末すると常敏に断りを入れる愛唱。
彼は八木山夜露に連絡が取れないのは、この追跡者が関わっていると考えていました。
そして夜露はもう既にこの世にいないだろうとも。
追跡者を追うさなか、街中で東方常敏を目にした愛唱。
常敏の後をつけると、つるぎ&康穂に遭遇します。
遂に対面する、両者。
追跡者が東方常敏の息子だと知った愛唱は、常敏を叱責します。
彼らと常敏は契約を結んでいるとのこと。
ここで言う契約とは、おそらく密売に関わる岩人間との約束ごとと思われます。
息子を始末する許可を出せと常敏に迫る愛唱!
しかしなぜか常敏は一言も発しません。
実はこの常敏は、つるぎが愛唱を倒すためにみせていた幻覚だったのです。
町を走るバス全てを常敏だと幻覚でみせていたつるぎ。
常敏だと思って話しかけたバスに引かれバラバラになる大年寺山愛唱。
岩人間である彼は、跡形もなく崩れバラバラになりました。
頭脳プレーの勝利でした。
10巻はここまでです。
10巻を振り返った考察と感想
前回情報を得た、謎のフルーツの鉢を持つ男を尾行し、バトルに発展するという展開でした。
ジョジョリオンが始まって以来初めて、最初から最後まで主人公定助は出てきません。
大年寺山愛唱は気が弱い神経質といった感じで、求心を愛用しています(笑)
過去に人間の彼女に裏切られ、死にかけた悲しい過去も明らかになります。
そのとき救ってくれた八木山夜露にもう会えないかもと取り乱す愛唱。
荒木先生はこういう細かいキャラ建てがホントに上手い!
連載がウルトラジャンプに移ったためか、相変わらず少年誌では難しい表現も多いですね(^^;
随所にエ○展開を入れてきます(笑)
今回は老人なのでアレですが(-_-;)・・・
この巻では、これまでバラバラだった伏線がかなり繋がってきます。
東方フルーツパーラーの長男である常敏と、岩人間の密売グループがグルなのは確定でしょう!
彼らにとって都合の悪い存在だったのが、記憶を失う前の定助というのもほぼ確定。
8巻で八木山夜露が定助に、東方家に入り込んだのは悪手と言ってましたが、それは常敏がグルだからということでしょう。
倒してしまったため、大年寺山愛唱から何かを聞き出すことは出来なくなってしまいましたが、密売グループの仲間は他にもいるはずです。
- 夜露が設計した杜王スタジアムにロカカカの木はあるのか?
- 常敏に怪しまれた定助は、今後東方家に居づらくならないのか?
- 岩人間と契約を結んでいるという常敏が今後どんな行動にでるのか?
ここまでの情報をもとに、今後の話を予想し始めると考察が尽きません。
10巻をこれから読むならここに注目!
- 物語のカギであるロカカカ
- 常敏と岩人間たちとの関係
⇒ジョジョリオンまとめ!ネタバレ・考察・感想記事へのリンクはこちらから!
ジョジョリオン10巻ネタバレ考察と感想!ロカカカの売人は常敏と繋がる岩人間! おわりに
つるぎの能力が発動すると読者まで幻覚に惑わされます(笑)
最初読んだときは、電話を終えた常敏がホントに来たのかと勘違いしました(^^;
こういった直接攻撃ではない複雑なスタンドばかりなのも、読者離れの原因なのかもしれません( ;∀;)
ここまで読んでいただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう(._.)
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