2017シーズン、中日ドラゴンズでホームラン王のタイトルを獲得したアレックス・ゲレーロ。
広いナゴヤドームを本拠地に、35本のホームランを放った長打力は本物。
大きな期待を集め、2018シーズンから巨人に加入したのですが・・・
長い2軍暮らしが続くなど、巨人入団1年目は不本意なシーズンに終わりました。
迎える2019年、監督も代わり背負う番号も心機一転44番。
ファンからしても巻き返しを期待したいところなのですが・・・
残何ながらアレックス・ゲレーロにそのチャンスがまわってくるとは思えないのです。
もくじ
2019シーズンの開幕レフトがなぜにゲレーロ?
スポーツ誌やプロ野球関連の雑誌に目をやると、2019シーズン開幕スタメン予想などというタイトルが踊っています。
プロ野球が関心ごとの私は、これらの記事に目を通すわけですが、1つどうしても納得のいかない内容があるのです。
それは表題のアレックス・ゲレーロ。
どういうわけか多くの記事が、巨人の開幕レフトのポジションをアレックス・ゲレーロと予想しているのです!
私からすると、これは十中八九ありえないことだと思うのです。
ゲレーロに割ける外国人登録枠などない
理由は非常にシンプル。
ゲレーロに割ける外国人登録枠がないからです。
NPBにおける外国籍選手の1軍登録枠はたったの4枠。
その貴重な1枠を、ゲレーロに割くというのが不可能に近いからなのです。
巨人の外国人登録枠は投手3名、打者1名と予想!
巨人最大のウイークポイントはブルペンです。
2018シーズンは、中継ぎと抑えが固定できずに多くの接戦を落としてしまいました。
現在チームは今シーズン主にクローザーを務めたアルキメデス・カミネロの代役を探しています。
マリナーズをFAとなっているライアン・クックなどが候補にあがるように、抑え投手が優先的に外国人枠の1つを占めることは確実でしょう。
チーム在籍8年目を迎え、投手リーダーの1人でもあるスコット・マシソン。
現在リハビリ中とのことですが、開幕には間に合うようで、万全ならば彼も1軍には欠かせない戦力になります。
問題なく投げられるのであれば、ゲレーロよりも確実に優先されることでしょう。
これで既に2枠。
そして期待の新戦力、クリスチャン・ビヤヌエバ。
この27歳のメキシコ人スラッガーは2019シーズン補強の目玉の1人です。
怪我でもない限り、ゴールデンウイーク前まではどんなに不調でも我慢して使うことが予想されます。
これで既に3枠です。
そして、ローテーション投手としての活躍が期待される、ヤングマンとメルセデス。
他の日本人投手との兼ね合いもあるので流動的ではありますが、彼らを揃ってローテーション落ちさせるほど選手層は厚くないでしょう。
彼らのうちの調子のいい方を加えるだけでも、4枠全てが埋まってしまうのです。
2019シーズン巨人のレフトを守るのは?
ゲレーロが使えないとすると、主にレフトを守るのは誰になるのでしょうか。
私は、陽岱鋼になると予想します。
2シーズン連続で怪我に泣いた陽岱鋼ですが、来年はやや成績が盛り返すのではと思うのです。
他球団からのマークも新加入の丸佳浩に集中しますし、下位打線で勝負強いバッティングをみせてくれることを期待したいです。
ライバルとしては、石川慎吾、重信慎之介、亀井善行 の3人をあげておきます。
重信は代走、亀井は代打としても有効ですので、チームとしての厚みが増すように思います。
使いたくても使えないゲレーロは2軍待機になると予想!(外国人打者のスペアとしての役割)
従って、ゲレーロが1軍でプレーする可能性は限りなく低いように思います。
近年でいうと、ギャレットやクルーズのように、不測の事態があったときの代役という位置づけになるのではないでしょうか。
- ビヤヌエバが故障するか、余程の大外れで見限られる
- 先発及びブルペンが日本人投手のみでもまわる
- 打線が壊滅的スランプに陥る
上記3点のような状況にでも直面しない限り、ゲレーロが1軍でプレーすること事態ないと私は思っています。
まとめ
2019シーズンの巨人の外国人枠は激戦になります。
クローザーとしてやってくる投手で1枠は確定(ハズレ外国人だった場合マシソン?)
投手リーダーのマシソン
期待のスラッガー、ビヤヌエバ
ローテーション投手、ヤングマンとメルセデス
1軍の登録枠は、主に上記5名を中心に運用されるはずです。
ゲレーロ選手の推定年棒は4億円(-_-;)
非常に勿体ないですね。
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