今年の巨人(ジャイアンツ)はよく先発投手がウイークポイントと耳にします。
プロ野球ファンの友人からも「今年の巨人の先発ローテどうなのよ?」と聞かれることが多いです。
・・・
聞かれたことは答えたくなるのが人の性(笑)
実際のところどうなのか?
ちょっと検証してみたいと思います。
もくじ
はっきり言って巨人の先発ローテーションは(現時点では)弱い
データー重視の私からみても、正直言って今年の巨人の先発は弱いと思います。
根拠1.昨シーズンの規定投球回到達者が0人
昨年最もイニングを食った投手は、腰痛に苦しんだ菅野で136.1イニング。
次点はメルセデスの120.1イニングでした。
続いて、突如覚醒?した桜井が108.1イニングでチーム内3位。
投球回数チーム内4位はルーキーの高橋で93イニングという結果でした。
近年は投手の分業化が進んでいるとはいえ流石にこれはあかんでしょう(-_-;)
現時点の巨人は2桁勝利どころか規定投球回を任せられる投手すら手探りの状態なのです。
ここまで未知数(計算不能)な開幕ローテは久しぶりなのではないでしょうか。
根拠2.山口俊のデッカイ穴
キャリアハイの成績で優勝に大きく貢献してくれた山口俊。
昨年の大黒柱は間違いなく彼でした。
彼が一皮向けてくれたことと、丸の加入が本当に大きかった。
どちらの要素が欠けても優勝はまず不可能だったことでしょう。
こと先発に関しては、山口がいなければ投壊していたのではないかと思います。
彼が菅野の穴を埋めてくれたことが優勝の大きな決め手でした。
来シーズンは菅野のコンディションも戻り、2人で30勝などと皮算用していたのも束の間・・・
まさかまさかの寝耳に水
彼はメジャーへと旅立っていきました。
投球内容もさることながらシーズン170イニングを投げた投手が抜けるというのは大変なことなのです。
根拠3.大化けしそうな若手がいない
突如若手が台頭して、山口と同じ成績を出してくれたら万事解決♪
・・・
そんな甘くはないでしょうね。
戸郷投手が期待されてはいますが、彼が目指すところはまずローテ入りであって5勝出来たら万々歳でしょう。
言い方が適切かは分かりませんが、現ファームの投手がエース級に育つイメージが湧いてきません。
それはデーターにも裏打ちされていて、エース級は2011年の即戦力ルーキー澤村が最後だと思います。
近年の巨人は高卒の投手を沢山獲得してはいますが、すぐに一軍で通用しそうな投手となるとパッとは思い浮かばないのです。
期待されていたことが記憶に新しい高田や大江も今のところは台頭できていません。
中堅の古川や今村もよくて7、8勝かなぁという印象。
もちろん断定はできませんが・・・
突然変異的な救世主が下から急に現れる可能性は限りなく低いでしょう。
それでもセ・リーグ優勝は狙えるはず!
ここまで言ってきて矛盾するようですが、リーグ優勝は十分狙えると思っています。
キーマンは新加入のサンチェス投手
理想的な展開はサンチェス投手が山口俊の穴をそのまま埋めてくれることでしょう。
ただこれはガルベス級の働きになるのでちょっと厳しいと予想。
現実的には10勝くらいで計算できたらいいかなと思っています。
もし彼が日本の野球に全くアジャストしなかったら・・・
その時は流石にヤバイでしょうね(+_+)
ほぼ間違いなく緊急補強に走ると思います。(上手くいくかは別として)
彼がローテでまわってくれたら今年の巨人は戦える。
私はそう考えています。
ライバルチームの先発ローテーションも盤石とはいえない
プロ野球は相対的に強ければいい。
あたりまえですが、ここが重要なところです。
いかに巨人の先発が弱かろうが相手チームだってそんなに強くないのです。
選手名鑑で確認しても、ほとんどのチームが3番手くらいから計算できないような状況でした。
それもそのはず。
昨年のセントラルリーグで規定投球回に届いた投手はたったの9人。(山口が抜けたので8人)
どこのチームも先発が盤石とはいえないのです。
ならば勝負を決するのは経験と采配。
原監督が率いる巨人にはいくらかアドバンテージがありそうです。
これまで以上にネームバリューには囚われす、調子のいい投手から起用していくのではないでしょうか。
【巨人】ジャイアンツの先発投手2020シーズンは弱いのか? 結論!
現時点では(不確定要素が多過ぎて)弱い。
ただし、よそのチームも盤石ではないため十分にペナントレースを戦える。
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