巨人のマツダスタジアムでの連敗が止まりました。
366日ぶりに手にしたカープ本拠地での勝利。
いやー久しぶりだなぁって
いつもボカスカ打たれるし、点を獲ってもそれ以上返されるしで・・・
この記事では、1ファン目線で巨人がマツダスタジアムで勝てた要因を考えてみたいと思います。
巨人関係者のみなさん。
意外と役に立つ視点かもしれませんよ?
先発投手の差
この日の場合は、両先発投手のデキの差が試合結果にモロに影響しました。
巨人の先発今村は凄く良くて、カープの福井投手はあまりよくなかった。
個人的に福井投手は巨人戦で好投する印象でした。
ただ、画面越しから観ていても、以前ほどの切れは感じられませんでした。
メンバーがだいぶ変わって苦手意識が無かったというより、単純に打ちごろだったのではないかと思います。
結果的に4回7安打6失点と試合を壊してしまいました。
対する巨人今村。
今シーズン筆者は東京ドームで彼の投球を観ているのですが、完全に一皮むけたように思います。
⇒今村信貴イースタンとバイバイ?6回無失点の好投で巨人のローテを救う!【現地観戦記】
最も変わったなあと思うのは、強い腕の振りなんじゃないかと思います。
前と比べてテンポも良く、自身を持って投げ込んでいるように映ります。
とはいえ相手は、マツダでのカープ打線。
7回5安打1失点に抑えた今村の投球は本当に賞賛されるべきだと思います。
丸選手や鈴木選手はツーストライクまで追い込んでも平気で強振してきます。
その他の選手も粘り強く、皆、出塁する意識が高い!
そんなカープを相手に7回まで1失点、四球も3つに抑えたのですからお見事です。
メルセデス投手と並んで、現状巨人の左の柱と言えるのではないでしょうか?
⇒巨人の勝ちパターンが崩壊!新方程式を勝手に再構築してみた!
データ不足
カープの野球は、相手のデータをしっかり分析しているように思います。
いつも同じようなメンバーで戦っている巨人は、データが出そろっていて、組みやすいと思われていたのではないでしょうか?
しかし、最近の巨人はというと・・・
主力に故障者やコンディション不良が続出したため、現状いつもとは違うメンツで戦っています。
流石にコアな巨人ファンでも、育成の3外国人が揃って1軍で躍動するのを予想できた人はいないと思います。
昨日のメンバーをみても、結果はどうあれ亀井と小林以外はここ3年以内に入団した選手ばかりです。
これが、良い方に影響したのではないかと思います。
カープアレルギー、苦手意識の減
いつもと違うメンバーが多く出場していることで、
チーム内の苦手意識や、カープアレルギーが軽減していたのではないでしょうか?
悪い意味でいうと、いつも戦っている主力や首脳陣は、マツダスタジアムでのカープ戦に強い苦手意識が芽生えていたと思うのです。
観ているファンもそうなのですから、現場ではそれ以上に意識していたことが予想されます。
ただでさえ巨人は騒がれるのに、これだけ負け続けると最早トラウマになりかねないレベルだと思います。
もちろん成長した重信選手の活躍や、陽選手の復調?も大きいとは思いますが、メンタル面の影響は計り知れないと思います。
逆の立場で言えば、カープの選手はマツダスタジアムで巨人に負けると微塵も思っていないように思います。
先に点を獲られても、ひっくり返せるという自信を全員が共有しているとしたら、おそらく実現します。
現に、今村が降板した8回。
ピッチャーが宮國に代わったら、瞬く間に3点奪われました。
大量リードしていたから逃げ切れたものの、普通の点差だったらひっくり返されていたように思います。
⇒【連敗】巨人がマツダスタジアムで勝つにはどうすればいいのか?
とりあえず連敗は止まったが・・・
これがターニングポイントとなって、カープと互角に戦えるようにはならないと思います。
この試合はいわばイレギュラー
先発の今村は素晴らしかったですが、相手先発が試合を壊してくれたのを、辛くも逃げ切ったに過ぎないからです。
正直FAで数人連れてきたところで、この差は簡単には埋まらないでしょう。
短期間でカープに勝てるチームを作ろうとするなら劇薬が必要だと思います。
具体的には、監督の交代でしょう。
高橋監督の采配もアレですが、先程述べた、アレルギーとか苦手意識の払拭という意味で、首脳陣の交代は必要不可欠だと思います。
苦手意識が染みついていない首脳陣のもとで、気持ちを新たに戦うことが、来季以降強さを取り戻す早道だと思います。
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