私は同じ本を何度も読みます。
なぜかって?
その理由は至ってシンプル。
1度読んだだけでは、その本の内容の5%も自身の糧とすることができないからです。
せっかく良書に出会っても、それでは文字通り読んだだけになってしまい、日常生活に生かすことなど到底不可能だからです。
もちろん気になった新しい本にも目は通すのですが、手元に残すのはその中でもほんの数冊。
その限られた数冊を何度も読んだ方が、知識の定着が明らかに早いからです。
もくじ
一度読んだだけではどんな良書でも生かしきれない
あなたは本を読むときにどのような読み方をしていますか?
昔の私は、ただ最初から最後まで読んでそれで終わり。
いわゆる読みっぱなしのような状態でした。
この読み方だとせいぜい覚えているのは全体の5%。
その本で最も印象に残った内容1つが関の山でしょう。
良書を選べるかは読書量にも関係する?
良書を選択できるかは、人それぞれの読書量にもよるところが大きいと思います。
ですのでこの記事では深く触れませんが、ひとつだけ良書を高確率で選ぶ方法をあげておくと、まずベストセラーから読んでみることだと思います。
ベストセラーというのはその名の通り、多くの人が読み高く評価された本です。
もちろん全部が良書に当てはまるわけではありませんが、読む前にその本のレビューを調べることによって良書に当たる可能性を高めることができます。
多くの人に読まれたベストセラーなら、良くも悪くもレビューが豊富なので、本を選ぶ際の参考にすることが可能になるのです。
おすすめしたい愛読書の読み方
なおこれから紹介するのは、私の自己流のやり方になりますので、速読本などを読まれればもっと詳しく適切なやり方が書かれているかと思います。
ただ、気軽にチャチャっと読み方を知りたい程度なら、以下の内容でも十分だと思いますのでまずはお試しください(._.)
1.目次と見出しのみを流し読み(事前準備)
まず読み始める前の下準備です。
最初に目次と見出しのみを軽く流し読みして、その本の言わんとする全体像を掴みましょう。
これをするのとしないのとでは、拾える知識量に雲泥の差が出ます。
場合によっては、そのときあなたにとって必要なページだけ読めば問題解決とも言えますしね。
知識の定着を図るうえで、私的にはこの作業は特に重要になります!
2.著者の主張を重点読み
あなたが手に取った本の著者が、その本で何を言わんとしているのか?
これを念頭におきながら読み進めるようにしましょう。
ほとんどの場合、見出し始まってすぐの段落と、各章の終わりに著者の主張が書かれています。
中間の内容は著者の主張を裏付ける例えや、説明に終始しているので、さらっと読み流してもらってもさほど問題はない内容になります。
学生時代に現代文が得意だった人なら、感覚でどこが要点なのかわかるんじゃないかと思います。
このように、筆者の主張の肝を把握するのが1回目に読む際の狙いになります。
3.筆者の主張にツッコミを入れながら読む(2回目)
読書は頭を使うものです。
ただひたすら読んでいくだけではほとんどの内容が素通りしていってしまいます。
そこでおすすめしたいのが、1人ツッコミ!
筆者の主張に感心するのではなく、ほんとかよと疑いながらツッコミを入れる気持ちで読んでいくのです。
こうすることで、自分の頭で内容をかみ砕くことができます。
こうして読み終えてようやく2回読んだことになります。
4.必要な個所を必要なときに読む
良書には様々な情報が詰まっています。
1度や2度読んだだけで、全てを把握しようとするのは到底不可能です。
理解したつもりでも、人はどんどん忘れていくものですし、全ての知識を脳に収めておくことなど最初からできっこないからです。
ここまでで既に2回読んだ状態になっていると思いますが、ここからは必要な時に読みたい所を切り出して読むようにしましょう。
2回目に頭を使って読んでおけば、少なくてもあの本にこんなことが書かれていたなぁくらいは思い出せるはずです。
ここまでくればしめたもの♪
あとは必要なときに必要な本の必要な内容が書かれたページを読んで、情報をすぐに引き出きだせるような状態にしておけばいいのです。
全ての知識が定着しなくても、繰り返し読むことで知識が積み重なっていく。
私が同じ本を何度も読む理由は、こうした知識の引き出しから適時情報を入手しようとしているからに他なりません。
同じ本を何度も読む理由とは?おすすめの読書法とその効果的な使い方を徹底解説! おわりに
ここまで読んでいただけた方でしたら、同じ本を何度も読む理由がおわかりいただけたことと思います。
識者がまとめた素晴らしい知識が凝縮された良書たち。
生かすも殺すも、全ては読み手となるあなた次第と言えるのではないでしょうか。
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