こんにちは。うつ病減らスンジャー⚾(野球)ことkuuichiと申します。
うつ病を減らす活動として、まず自分に何ができるのか?
僕が最初にできることは、自分の体験を伝えることではないかと思いました。
この記事では、僕が心を病み休職し、3ヶ月半の休職期間を経て復職するまでを書いてみたいと思います。
心の病は原因も症状も解決法も、何もかも個人差があるものだと思います。
一概にこの経験が役に立つのかはわかりません。
だだ、それでも今心の病に苦しむ人のうち1人でも役にたつかもしれません。
その可能を信じてお伝えしていこうと思います。
読んでくれたあなたの心が少しでも楽になるのであれば幸いです。
もくじ
心を病んだ原因
僕の場合、まず身体的に表れた症状は、不眠と頭痛でした。
不眠が頭痛を引き起こし、頭痛が眠りを妨げました。
体調の異変に気が付いてから、半年ほど無理して仕事を続けたある日、僕は職場で倒れたのです。
休職に追い込まれたころの僕は、酷い自己否定と無気力に悩まされ、何も手につかない状態でした。
心の病を引き起こした直接の原因は、仕事のストレスだと思います。
ただ巷で言われる労働時間がもの凄いブラックだったとかではありません。
発端は業務内容に対する不満でした。
今も現職なので詳細は申しわけありませんが書けません。
一言で申し上げれば業務環境の急激な変化が原因です。
細かく書くと長くなるし、読んでるあなたも辛いと思うので簡単にお話します。
まず私の仕事ですが、中小企業の総務です。
仕事の中心は事務仕事でした。(今もそうですが(^^;)
心を患う1年ほど前、社内の業務形態を変える大プロジェクトの責任者に抜擢され、半年間馬車馬のように働きました。
この間、仕事は毎日、日を跨ぐような激務でした。
ただ、僕はというと絶好調!
これまでの業務に退屈し手持無沙汰だった僕は、水を得た魚のように、責任とプライドをもって全うしました。
問題はこの後起こりました。
新システム導入後、僕は管理者となったのですが、ここから周りとの認識が合わなくなっていきます。
新システムの名目管理者とされながら、これまでの仕事も全て兼務が命じられました。
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ちょっとストップ(+_+)
簡潔にまとめるのが難しいので、結論を言うと、
置かれた状況に朝から晩まで不満を抱えながら働いた結果、自分に対して嫌悪感を蓄積していったのです。
もちろん何も対策をしなかったわけではありません。
職場との日に日に深まるミスマッチに恐怖を覚え、転職も試みましたが上手く行きませんでした。
⇒30代転職は凄いこと!仕事に悩み心を病んだ転職未経験独身男性の闇
それから、この頃のストレスが結婚を考えていた女性との関係をおかしくしてしまいました。
34歳だった僕は、この女性と結婚するつもりでした。
しかし些細なことが重なり破局。
結婚願望が強かった僕は、週末に慌てて婚活パーティーに顔を出すようになりました。
しかし、これがまずかった。
カップリングして連絡先を交換して食事に行ってもそこで終わり。
そんなことを何度も繰り返すうちに何だか全てが疲れてしまいました。
仕事もプライベートも、ぷつりと糸が切れてしまい、自分が何に向かっているのか見失ってしまったのです。
悪いことは重なるもので、この時期に僕は愛車をも失います。
僕は車が大好きで、ずっと輸入車を乗り継いでいました。
この頃乗っていたのは念願のBMW320iMスポーツ(認定中古の3年落ちなのでお金持ちではありませんよ(+_+))で、ずっとずっと乗り続けるつもりでした。
しかし、悲劇は突然訪れました。
ありえない程のエンジンオイル漏れが発生し、エンジンを痛めて修理費は○○万円(T_T)
自身の体調にも不安を抱えていた僕は、泣く泣く雀の涙ほどの額で売却。
乗り始めて僅か4年足らずでの悲しい別れとなりました。
- 心穏やかに働ける職場
- 結婚を考えてた女性
- 愛車
この全てを同時期に失い、僕の心は動かなくなりました。
自分なりに必死に好転させようと思いあがきましたが、あがけばあがく程現実とのギャップに耐えられなくなっていきました。
そんな日々が半年ほど続いたある日、僕は遂に倒れてしまったのです。
休職期間1週目
全く動けませんでした。
朝目覚めても、頭痛が酷くて起き上がれません。
無気力と自己否定感が強くて、とにかく辛かった思いしかありません。
なにもする気になれず、1週間くらい現実逃避して、ずっと布団にくるまっていました。
休職期間2週目
状態はほとんど変わりませんでしたが、体力だけ回復してきたのが2週目。
とりあえず起きるものの、まだなんにもしませんでした。
休職期間中は実家に戻っていたので、能動的に動かず引きこもっていてもなんとでもなりました。
休職期間3週目
通院する必要があったので、久しぶりに家から出ました。
主治医やカウンセラーさんと話をして、何とかしなければという思いが芽生えたのがこの時期です。
別の記事でも書きましたが、
自己啓発本を片っ端から読み漁ったのがこの時期です。
僕は、自己啓発本に答えを求めたのです。
これから生きていくための答えが欲しくて10数冊は読んだかと思います。
ただ効率はすこぶる悪かったのを覚えています。
元々読書は好きで、本は読みなれていたはずなのですが、読むスピードは遅いし頭にも入ってきませんでした。
そして、ちょっと油断すると強烈な無気力と自己否定に襲われました。
すこぶる視野が狭く、すぐにもうダメだという絶望にも襲われました。
この頃が最も辛かったように記憶しています。
過去への後悔や先のみえない未来への不安に押しつぶされ、機能停止する日もありました。
休職期間4週目
前の週に現状を変えようと急に無理したので、体調は悪化してしまいました。
自己啓発本も突き詰めれば、【とにかくなんでも行動しろ】としか書かれていません。
当初の僕は、自分が心の病を患ったとは断固認めていませんでした。
医師に診断されても、実は受け入れられずにいたのです。
そんな自分が心の病を患ったのだと、心の中で認め始めたのがこの時期だったように思います。
この週の診察でカウンセラーさんに言われたことが今でも忘れられません。
カウンセラーさん曰く、「受け入れることがこの病を治すうえでの第一歩なんですよ。辛かったでしょうけどもう大丈夫。一緒に頑張りましょう!」
診察から帰路につく車内で僕は涙が止まりませんでした。
休職期間5週目
この頃始めたことが3つあります。
- できるだけ規則正しい生活を送る
- 徹底的に掃除する
- 自身の行動、心の動きをメモに残す
1の規則正しい生活については、日光を浴びること、夜更かししないことに注意を払いました。
ただそうは言っても完全には無理でしたので、飽くまでもできるだけです。
どうしても気分が落ちて起きあがれない日は、布団の中で無理矢理笑顔を作って心を落ち着かせたりもしました。
2については嫌な思考が頭をよぎったら思考停止して手を動かすための対策です。
結果として部屋も綺麗になるのでまず悪いことはありません。
3については、自分の調子の波を知る必要があると思い、簡単なメモを取るようにしました。
この時間は動けなかった、この時間は読書をした、この時間は自己嫌悪から解放された、みたいな具合です。
病気を認め開き直ったことで、冷静に物事を考える力が少しだけ戻ったように感じました。
日中の生活は読書が中心でしたが、もう自己啓発本は読みませんでした。
読んだのは、うつ病に関する本、自律神経の整え方に関する本、瞑想の本などです。
僕はこれらを読んでいくうちに、今回自分が病んでしまった根底に関わる重大な要素を発見しました。
それは、認知の歪みです。
僕は昔から、物事をマイナスに受け止めがちであることに気が付きました。
この認知の歪みがストレスが原因で極端に酷くなり、自己否定に至ったのではないかと思ったのです。
診察の際にこの気づきを主治医に話すと、認知行動療法が有効かもしれないという話が出ました。
休職期間6~7週目
早速、認知行動療法に関する本を2冊ほど読んでみました。
正直目から鱗でした。
この考えをものにし、実践していけば、勝手に自動再生を繰り返してしまう自己否定から解放されるかもしれない。
方向性がみえたことで、心も急に楽になっていきました。
体調がいい日は、気分転換に映画館に行けるくらいまで回復してきました。
6週目にしてようやく趣味の映画を観てみようと思えるようになったのです。
また、この頃から外出ついでに公園を散歩するようになりました。
うつにいいとは聞いていても気が進まなかった散歩に、ようやく行けるようになったのがこの時期でした。
休職期間8週目
光がみえたことで体調は回復傾向でしたが、この頃再び落ちてしまいます。
というのも、認知行動療法を理解はしたものの、実際にやるとなるとなかなか難しかったのです。
34年かけて形成された自分のネガティブな受け取り方を、一朝一夕にして正せるわけがなかったからです。
こればかりは、感情が落ち込むとき、怒るときを意識して少しずつニュートラルに近づけるより他ありません。
それから、職場への適応を考えなければいけなかったのも正直辛かったです。
僕の場合、部署や勤務地変更も現実的ではなかったので不安しかありませんでした。
戻ればまた悪化するのではないかという恐怖が、回復の妨げになっているという実感がありました。
休職期間9~10週目
職場復帰が不安な旨を正直に主治医に打ち明けました。
主治医の答えは、「もう少し健康に日常生活を送れるようになってから考えよう」とのことでした。
考え過ぎると、せっかく良くなってきているのが台無しになるので、もっと楽しくなることだけやるよにしようとアドバイスされました。
正直、そんなんで大丈夫かよとも思いましたが、考え過ぎるのが悪い癖な僕は、主治医の先生に従うことにしました。
この時期は、小難しい本ではなく漫画を読んだり、数カ月ぶりにスポーツジムにも足を運んだりしました。
流石に激しい運動は辛くてできなかったけど、バイクなど楽なものを取り入れ体を動かすよう心掛けました。
休職期間11週目
当初の休職予定が3ヶ月だったので、診察に職場の上司も交えて復帰への方向性を確認することになりました。
久しぶりに職場の上司と顔を合わせるので、吐き気を催し、変な汗が止まりませんでした。
この日に向けて、職場への適応を自分なりに考えてはみましたが、答えが出ていませんでした。
しかし、この上司を交えた診察が事態を好転させました。
腹を割って話してみると、僕が考えていた以上に上司は僕のことを心配してくれていて、復帰後のことに関しても気にかけてくれていたのです。
どこまでが本心かはわかりませんが、なんとか復帰できそうという安堵感が生まれたのは確かです。
しかし、こう思えたのも認知行動療法の影響が大きかったように思います。
以前の僕なら何言われてもそんなの本心じゃないくせにと思ってしまっていたように思います。
物事をあるがままに受け取るだけで、こうも生きやすくなるのかと実感させられました。
休職期間12~最終14週目
休職期間もいよいよあと僅か。
この時期したことは、出勤する時間に起きることと、日中怠くても寝ないことです。
通常なら、復職後どう職場に適応させるのか検討が必要なのですが、考え過ぎる僕の場合はあえてそれをしませんでした。
というのも、戻ってもいないのにあれこれ考えると、自分の場合はいい方向にはまず考えられないという確信があったからです。
上司と面談したときにも思いましたが、僕が考えるより世の中は案外上手くいくものだと考えるようにしたのです。
ですので、あえて言えば、逃げずに職場に復帰する覚悟を固めたといったところでしょうか。
復帰後1~2週目
復帰後2週目まで、変則的な1日おきの勤務を経て、通常通りの勤務形態に戻りました。
最初は死ぬほど疲れるし、体も重かったけど、社会復帰には通らなければならない道と腹をくくり乗り越えました。
休職中の過ごし方!うつ病から復職するまでどうやって回復したのか?おわりに
それから約2年・・・
未だに時々気分が落ちたり、怠くなる日もありますが、なんとか仕事をこなせています。
4か月前には、余裕が出てきたのか、再びこのまま働き続けることに不安も芽生えたため、こうしてブログを書くことを始めました。
色々考え出すと、現状も問題だらけですし、不安因子が取り除かれたわけでもありません。
また、再発しないとも言い切れないと思います。
だから敢えて、今回うつ病減らスンジャーとして名乗りを上げたように、僕は何かに挑戦し続ける必要があるのだと思います。
僕が思うにうつ病は脳の病気だと思っています。
脳が勝手にネガティブな思考の再生を続けることで、心身を蝕んでいく病気。
この理屈だと思考を変えればうつ病は軽減できるはずだと信じています!
うつ病を減らすことと、僕自身が全快したと安心できる日が来ることを信じてこの記事を閉じたいと思います。
長文をお読みいただきありがとうございました。
ノリマネです(o^-^o)/
くいちの状況なんとなくわかりました。
いろいろがんばってるくいち、ノリマネも応援します。
ノリマネも今お仕事&ブロガー活動してるので、お仲間だね。