コミックスごとにジョジョリオンを振り返る企画の第17回目です。
完全にネタバレしますが、ジョジョリオンの大筋を手軽に知りたいあなたにおすすめです。
すでに読まれた方も、これまでの話の流れを振り返ることができると思います。
この記事を読んだ後にコミックスを読んでもらえれば、きっと理解が深まり、ジョジョリオンの世界観をより楽しんでいただけるのではないかと思います。
この記事を読む前に16巻について読まれると話がスムーズになります。
⇒ジョジョリオン16巻ネタバレ考察と感想!花都の罪と植物鑑定人【豆銑礼】登場
それでは早速いってみましょう。
もくじ
ここを押さえれば大筋は把握!17巻の話最短まとめ
鼻炉山(ハナレロヤマ)のスキー場で岩人間の攻撃を受ける3人。(定助・康穂・豆銑)
襲ってきた相手は、岩人間と岩動物のコンビだった。
彼らの狙いは、新ロカカカを手に入れるため、植物鑑定人こと豆銑礼を確保することだった。
岩人間アーバン・ゲリラの職業は医者。
以下、いくつか今後の鍵になりそうなことを語っている。
- ロカカカはもともと岩人間のためにある植物
- ロカカカは人間とは相性が悪い
- 新ロカカカによって、人間が落ち込み、岩人間が登っていく世界が来る
- 吉良吉影はロカカカを新しいロカカカに導いた
- 田最環たちはあえて泳がせていた
- 定助は「生物学的傑作標本」
バトルの末、豆銑と定助の連係プレーで1人と1匹に勝利する!
豆銑が新ロカカカを収穫するための切り札は『蛾の幼虫』
接ぎ木した枝に蛾の幼虫が潜り込むことで、冬を越す前に新ロカカカが実をつける!
一方、アーバン・ゲリラの仲間プアー・トムに電話で呼び出された東方常敏。
岩人間プアー・トムはアーバン・ゲリラの作戦失敗を受け、東方邸の果樹園を封鎖するという。
同じくロカカカを手に入れたい東方常敏に、能力発動のため協力を持ちかけたのだ。
17巻の話の流れをネタバレ要約
康穂をリフトから落としたことで、生存率がアップしたと話す豆銑。
「害虫に襲われたイチゴも収穫できるときもある」と至ってクール。
(生存率の下がった康穂も助かる場合もあると同意)
豆銑に怒りをあらわにする定助ですが、次の6番の柱へと向かうよう康穂に指示します。
5番の柱で攻撃を受けた3人
次の6番の柱へと急いで向かう必要がありました。
崖に面した6番の柱の根本はコンクリート
先回りされ、6番の柱が根元から崩されたら、ワイヤーがたるんでリフトが落とされるからです。
康穂が6番に着くと、やはり敵に先回りされていました。
攻撃を受ける康穂をリフトまで引き上げようとする定助。
シャボン玉を大量に発生させ、康穂にシャボン玉を掴むよう指示します。
シャボン玉に捕まり、敵から逃れようとする康穂でしたが、敵に直接触れられてしまい、ブレイン・ストームを体に送り込まれてしまいます!
康穂のピンチにも冷静な豆銑礼。
ドギー・スタイルでナイフを飛ばして反撃します!
ナイフが命中し、悲鳴を上げながら地表から姿を現した敵。
敵は2体。岩人間のアーバン・ゲリラと岩動物のドレミファソラティ・ドでした。
土をかき分け地中を進めるドレミファソラティ・ドは、カンガルーのように人を腹部に収納することができます。
アーバン・ゲリラはドレミファソラティ・ドに乗りこみ定助たちを襲撃してきたのです。
ブレイン・ストームが体に付着してしまった康穂は、水で洗い流すことでピンチを脱します。
ペイズリーパークで6番の柱のシャワーの電源を入れ、ブレイン・ストームを洗い流したのでした!
ナイフで攻撃を続ける豆銑に、たまらず地面に潜るアーバンゲリラ&ドレミファソラティ・ド
豆銑はリフトが落とされる前に7番の柱に着く必要があると主張します。
7番の柱には発電機があり、燃料があるとのこと。
燃料を使って敵に火を付け倒そうというのです!
康穂が気になる定助は、豆銑から離れ、康穂を助けるためにリフトから降りてしまいます。
これは、一見すると豆銑を最優先で守るという約束に反する行動です。
本来なら約束を破ったと取られても仕方がない定助。
しかし、予想に反しその行動から定助を気に入る豆銑。
その行為に対して定助を信頼できる男だと評価します。
人間としては定助を評価しつつも、7番へ向かわなければ敵に勝てないと話す豆銑。
ドギー・スタイルで単身ワイヤーを伝い、7番の柱を目指します。
一方地面へと降りた定助は、ペイズリーパークの導きで康穂と共に岩盤地帯を目指します。
岩盤地帯なら地表が固いため、敵の足を止められるというわけです。
逃げながら、迫りくるドレミファソラティ・ドにシャボン玉を打ち込む定助。
しかし、かき分けられた土と共に、シャボン玉は後方に押し流され攻撃が当りません。
なんとか岩盤の上まで逃れた2人。
その頃、豆銑は7番の柱付近まで到達していました。
しかし7番の柱の影から現れたのはアーバン・ゲリラ!
アーバン・ゲリラは豆銑を最初に仕留めると決め、ドレミファソラティ・ドには乗っていなかったのです!
ワイヤー伝いにブレイン・ストームを付着させられピンチに陥る豆銑礼。
アーバン・ゲリラは豆銑に、新ロカカカがいかに岩人間にとって大事であるのかについて説きます。
アーバン・ゲリラによると、ロカカカは病気を治したり富をもたらすだけのものではないようです。
人間とロカカカは相性が悪く、等価交換は岩人間のためにあるものだと言うのです。
新ロカカカで岩人間に新しい世界がやってくると!
身体に穴を開けられ、溶かされながらも無言で反撃にでる豆銑。
ドギー・スタイルをボウガンのように変形させフォークを放ち、アーバン・ゲリラの右こめかみに突き刺します。
起こったアーバン・ゲリラはブレイン・ストームを増量。
豆銑も負けじとフォークを追撃しますが、フォークはアーバンゲリラを逸れて柱へと当ります。
地面に落とされる豆銑。
しかし豆銑には狙いがありました。
静かに視線を定助へと送る豆銑。
定助はその狙いを感じ取り、なぜ憲助が豆銑礼という人を暑く信頼し、必要としているのか理解します。
アーバン・ゲリラを仕留めるため、岩盤を出て7番の柱へと走る定助。
柱から飛び降りたアーバン・ゲリラはドレミファソラティ・ドに飛び乗り合体。
接近戦となった定助を地面へ引きずりこんでしまいます。
ブレイン・ストームで体中に大量の穴を開けられてしまう定助。
アーバン・ゲリラは新ロカカカにより誕生した定助の体を、生物的傑作標本と評します。
崩れていくのが惜しいと。
また、
- 吉良吉影はロカカカを新しいロカカカへと導いてくれた
- 田最環たちは泳がせていたが、ただの売人に過ぎなかった
などと話します。
話ぶりからアーバン・ゲリラの普段の姿が医者だと見抜いた定助。
激高したアーバン・ゲリラは定助にとどめをさそうと迫ります。
その時、頭上から聞こえたのは豆銑の声。
先程柱に突き刺したフォークからドギー・スタイルに燃料を染み込ませ伝わせた豆銑。
絞った燃料を地表に流し込みながら火をつけます!
たまらず潜って逃げるアーバン・ゲリラ&ドレミファソラティ・ド。
間一髪逃げ切ったのも束の間、定助によって燃料をシャボン玉の中に詰め込まれ、ドレミファソラティ・ドの中まで送り込まれます。
定助は豆銑の行動からこの展開まで読んで地面に引きずりこまれていたのです。
シャボン玉が割れ、火に包まれる1体と一匹。
バラバラになって崩れ去るのでした。
無事8番の柱へとたどり着いた3人。
そこにはロカカカ収穫に必要なアイテム、蛾の幼虫が飼育されていました。
この幼虫をロカカカの枝に連れて行くことで、冬を越す前にロカカカの果実が実るというのです。
一方そのころ、東方常敏は電話で何者かに呼び出されていました。
呼び出した男の名はプアー・トム。
子供のような風貌ですが、よく見ると肌はしわしわ。
まあまあ高齢の岩人間のようです。
密輸のルートも資金洗浄もヤバくて協力できないと言う常敏。
それに対し、アーバン・ゲリラとドレミファソラティ・ドが鼻炉山から戻らないと話すプアー・トム。
植物鑑定人の確保に失敗したのだろうと常敏に話します。
プアー・トムの狙いは、自身のスタンド能力を常敏に仕掛けさせることでした。
家の模型のような能力を東方邸に埋めさせ、果樹園を封鎖しようというのです。
ターゲットを定助と豆銑に絞り、常敏の家族を巻き込まないためと迫るプアー・トムですが、果たして彼の狙いは?
17巻はここまでです。
17巻を振り返った考察と感想
定助の素性がわかってからの話を整理しておくと、
定助の目的は新ロカカカの果実を手に入れホリーを救うことです。
そのためには、
①接ぎ木した枝を見分ける人物に会う必要がある
常敏とドロミテの妨害にあう
②植物鑑定人と合流、植物鑑定人(豆銑)には既にロカカカの枝はわかっている
新たな敵(アーバン・ゲリラとドレミファソラティ・ド)に襲われる。
③新ロカカカを収穫するためには、蛾の幼虫が必要で獲りに向かっている。
17巻のメインはこの②~③の間の話でした。
間に花都や常敏の過去が語られたりもしましたが、こう考えると話の進みが非常に遅いですね(^^;
17巻の話も簡単に言ってしまえば、襲ってきた敵を倒して、蛾の幼虫をGETで終わりです・・・
ただそれでは余りに味気ないので、深堀していくと、
まず気になったのは、豆銑さん。
口数少なく淡々と攻撃を繰り出すスタイルがとってもクールです!
ザクザク刺されるアーバン・ゲリラが凄い痛そう(+_+)
結構派手に体を崩壊させられながら、反撃に転じるハングリー精神も持ち合わせています。
味方として戦うキャラが少ないジョジョリオンでは待望の新キャラと言えるかもしれません。
それから、ようやくここで発動したペイズリーパーク(^^;
康穂をシャワーまで導き、体が崩壊させられるピンチを見事救いました。
岩盤地帯を示したのもペイズリーパークですし、地味ながら2人のサポートとして奮闘しています。
そして何と言っても、ソフト&ウェット。
そんなことも出来たの?ってことが後からどんどんでてきます(-_-;)
この巻でも康穂にシャボン玉を掴ませてリフトまで引き上げようとしたり、自身の上空にシャボン玉を大量発生させて、ベルトを使ってぶら下がったりと汎用性が広がっていきます(笑)
ソフト&ウェットのシャボン玉って柔らかくてすぐ割れるイメージだったのですが、康穂がガッツリ掴んでも全然割れません(^^;
さらに定助に至ってはさながら風船おじさん状態です(^^;
ドレミファソラティ・ドへの攻撃では、吉良吉影さながらシャボン玉を爆弾のように爆発させています。
そしてアーバン・ゲリラへのとどめでは、いつも通り、中に物質(燃料)を詰めて送り込んでいます。
用途に合わせて固さや強度、役割まで調整できるなんて、汎用性が高すぎて最早チートに近い能力だと思います。
アーバン・ゲリラについては、医者というところが引っ掛かりました。
ホリーや吉良吉影とは面識があったのでしょうか?
「吉良吉影がロカカカを新しいロカカカへと導いた」というセリフから、東方邸の果樹園(岩の目近く)に接ぎ木したのもこの進化を狙ってやった?とか深読みしてしまいそうです(+_+)
それから、新ロカカカが岩人間に何らかの革新をもたらすとみて間違いないように思います。
そうなってくると、新ロカカカは岩人間に奪われてしまって、それを食べて新たなステージに立った岩人間がラスボスという線もあるうように思います。
その場合、ホリーやつるぎはどうなるのか?
今のところ新ロカカカで呪いを解くというのはどうもピンとこないんですよね(+_+)
等価交換だと、誰かが犠牲になる必要があり、呪いを解くというニュアンスとは異なるように思うんです。
これは話が飛躍するのですが、実はロカカカはミスリードで、最終的には定助の中に眠る吉良吉影の記憶が呪いを解くカギを握っているのではないかと思えてきました。
次号ではいよいよ東方邸の果樹園に向かいそうですが、新たな敵プアー・トムのスタンドに阻まれそうです。
それから、再登場した常敏も色々動いてきそうです。
プアー・トムの能力で東方邸の果樹園を封鎖するとのことですが、どうなっていくのでしょうか?
18巻が楽しみです♪
17巻をこれから読むならここに注目!
以下が最低限おさえておきたいポイントです。
- 定助たち3人の目的は、ロカカカの果実を収穫するために必要なもの(蛾の幼虫)
- アーバン・ゲリラの語る新ロカカカについて
- 次は東方邸の果樹園を目指すが、封鎖されそう
いったい岩人間ってあとどれくらいいるのでしょうね(-_-;)
⇒ジョジョリオンまとめ!ネタバレ・考察・感想記事へのリンクはこちらから!
ジョジョリオン17巻ネタバレ考察と感想!豆銑礼VS岩人間アーバン・ゲリラ
そんなに話も進んでないので、サクッと書くつもりが、まさかの5000文字越えです。
読んでる方も負担になる量で申し訳ないです(T_T)
もし、面倒でしたら、最初の最短まとめだけでも目を通していただければいいかなと思います(^^;
今回もここまで読んでいただきありがとうございました(._.)
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