この記事はコミックスの巻ごとにジョジョリオンを振り返ってみる企画の第11回目です。
多分なネタバレは含みますが、ジョジョリオンという話の大筋を手軽に知りたいあなたにおすすめの記事です。
この記事を読むことで、これまでの流れを振り返ることができると思います。
この記事を読む前に10巻について読まれると多少スムーズです。
⇒ジョジョリオン10巻ネタバレ考察と感想!ロカカカの売人は常敏と繋がる岩人間!
それでは早速いってみましょう。
もくじ
ここを押さえれば大筋は把握!11巻の話最短まとめ!
定助の過去を知る女、作並カレラ(サクナミ カレラ)が唐突に現れる。
定助と康穂たち合流するが、カレラの出現で杜王スタジアム探索はうやむやになる。
カレラは定助のことを、
空条仗世文(クウジョウ ジョセフミ)と呼び、何者かから隠れていると思っている。
そしてカレラは、
- 吉良吉影、作並カレラ、そして空条仗世文が一緒に写った写真を持っていた。
- 吉良吉影が死んだことを知ると他殺だとかんぐり怯えだした。
- 吉良吉影はロカカカの木を持っていたと主張し、定助がその隠し場所を知っていると思っている。
- ロカカカを欲している。
作並カレラを追ってきたと思われる岩人間、エイフェックス兄弟とバトルになる。
東方定助&作並カレラがエイフェックス兄弟に勝利!
11巻の話の流れをネタバレ要約
大年寺山愛唱を倒した翌日、取引があった公園で定助、康穂、つるぎが合流します。
康穂との会話中、知らない女から合図され「セッちゃん」と呼ばれたことに気がついた定助。
康穂との会話を中断し、立ち去る女を追跡します。
女は定助が町をうろついていたところを偶然発見し近づいてきたそう。
震災後は札幌にいたが、最近杜王町へ戻って来たと話し始めます。
この女に自身の記憶がないことを知られるのはマズイと考えた定助。
慎重に探りを入れようとしますが・・・
目や雰囲気が違うことから、警戒され逃げられそうになります。
逃げ出すカレラを呼び止める定助。
ソフト&ウェットの能力を使って名前を知り、引き留めに成功します。
下品で奔放で行動が読めない作並カレラ。
定助は本能で、彼女とはそこまで深い間柄ではなかったはずと感じます。
作並カレラもスタンド使いで、能力名はラブラブでデラックス
触れた場所に対象の髪の毛を生やすことができる能力です。
育毛の仕事をしたら儲かりそうですが、射程距離は80メートルほどなので、カレラから離れると毛は抜けてしまいます。
作中でも薄毛の中年男性からこの能力を使ってお金を巻き上げようとしていました。
他にも、食べ物に店の亭主の毛を生やしてただにさせたり、財布に括り付けてカードを奪ったりとやりたい放題です。
カレラに振り回される定助ですが、自身の名前を言わせることに成功します。
彼女が語った彼の名は空条仗世文!
彼女の携帯に保存された、昔の写真をみせてもらうことにも成功します。
そこには吉良吉影、作並カレラと共に、空条仗世文が写っていました。
写真をみても記憶は戻らず、困惑する定助。
定助が吉良吉影の家に居候していると思い込んだカレラは、タクシーを捕まえ吉良のマンション近くまで向かいます。
吉良のマンション前まで到着した2人。
定助は吉良吉影がもうこの世にいないことをカレラに告げます。
吉良の死に尋常ではない程怯えだす作並カレラ。
彼女は吉良の死に何か心当たりがある様子。
吉良吉影はロカカカの木を所持していて、キッチンに隠していたと言い始めます。
ここで岩人間の2人組、エイフェックス兄弟が作並カレラに攻撃を仕掛けてきます。
カレラにガソリンをかけ、火をつけるエイフェックス兄
彼のスタンド能力は、ショットキー・No.1
右手首が岩で、左手でつかんだものを右手首に転送できるという能力です。
カレラへの攻撃は、左手で車の給油口からガソリンに触れ、それを右手に転送してカレラにかけたのです。
そしてチャッカマンで火をつける。
わかりづらいので、やられた方は何が起きたのかわからない攻撃でしょう。
作並カレラを包む炎をシャボン玉に変え火を消す定助。
ソフト&ウェットは汎用性が高すぎます!
カレラ襲撃の邪魔をした定助にターゲットを変える2人。
兄弟2人がかりで定助に襲いかかります。
エイフェックス弟のスタンド能力は、ショットキーNo.2
サッカーボールのような袋状のもののなかにいるスタンドで、毒ガスで攻撃してきます。
射程距離はこの袋から20センチほどとのこと。
兄弟の連携攻撃を逆手に取り、兄を毒ガスの入ったシャボン玉で包囲した定助。
兄弟は、定助の能力が吉良にも仗世文にも似ていると言い驚きます。
そこに戻ってきたカレラが火をつけ、2人を倒します。
車の給油口からエイフェックス兄弟まで毛を生やしてそこに火をつけたのです。
2人に勝利した定助と作並カレラ。
カレラは、定助に
- ロカカカは独占させない
- また会おう
と言ってその場から立ち去っていきました。
11巻はここまでです。
11巻を振り返った考察と感想
大年寺山愛唱を倒し、次はロカカカの捜索だと思っていました。
杜王スタジアム周辺を探索すればロカカカの鉢にたどり着きそうだからです!
しかし実際は・・・
最新刊に至るまで、今のところ杜王スタジアムの探索は行われていません。
別の事実が出てきたとは言え、ここを調べに行かないのは、話の流れとして凄く不自然だと思いました。
なんなら作並カレラの話と同時進行で、康穂とつるぎが探索しても良かったのではと思います。
ジョジョリオンがなんとなくもやもやするのはこの辺りにも原因があるように思います。
伏線を張っておいて回収されないままの展開が多いのです。
この巻では定助の過去を知る、敵ではなさそうな人物が初めて登場しました。
しかしその作並カレラの発言にも矛盾があるように思います。
吉良吉影がロカカカの木を所持していたと話していましたが、それは真実なのでしょうか?
もし所持していたなら、なぜ吉良ホリー・ジョースターに食べさせなかったのでしょうか?
実がなる前の段階だったのでしょうか?
定助が念のため吉良吉影のマンションを再調査しようとしないのも腑に落ちません。
そこにロカカカの木がある可能性があるのになぜ探さない?
僕は定助をけん制するために、カレラが嘘をついたものと解釈したのですが、真偽は謎のままです。
それから、唐突に襲ってきたエイフェックス兄弟。
彼らは、作並カレラを始末するのだけが目的だったのでしょうか?
岩人間で、吉良吉影と空条仗世文の能力を知っていたということは、過去に関わった人物だったのでしょうか?
今後明らかなるのでしょうが、詳細は明かされないまま倒してしまいました(^^;
それにしても、ジョジョリオンのスタンド能力は変な能力が多いなぁと思ってしまいます。
射程圏内で毛を生やす能力とか、左手から右手に物を移す能力とか・・・
用途が奇抜で理解しがたい能力ばかりです(-_-;)
そして最も解釈しづらいのが主人公の定助だから大変です。
ソフト&ウェットは、汎用性が高すぎて、どこまでのことが出来るのか底がみえない。
言い方悪いですが、これだとソフト&ウェットで何でもありなんですよね(-_-;)
そしてついに、定助の正体かもしれない人物の名前が明らかになりました。
その名も空条仗世文。
外見的には、4部の東方仗助に似ていて、苗字は空条です(^^;
もうこれ以上ないくらい紛らわしい苗字をぶち込んできました。
きちんと整理しないと、わけわからなくなるのも当然だと思います(-_-;)
11巻をこれから読むならここに注目!
以下が最低限おさえておきたいポイントです。
- 定助の過去を知る作並カレラ
- 新たなキーワード空条仗世文
ロカカカ優先で進んでいた物語が、この巻では定助の正体探し中心に戻ってしまったと言えるでしょう。
⇒ジョジョリオンまとめ!ネタバレ・考察・感想記事へのリンクはこちらから!
ジョジョリオン11巻ネタバレ考察と感想!定助の過去を知る女【作並カレラ】が登場! おわりに
個人的には突っ込みどころが多い11巻でした。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう(._.)
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