毎年プロ野球のシーズンが終わると、ベストナインというものが発表されています。
ベストナインとは、各ポジションごとに素晴らしい成績を残した選手を選出し、その年のベストとして表彰しようというものです。
セ・パ両リーグ別に選出され、プロ野球選手にとってはたいへん名誉なものでもあるこの賞。
いったい誰がどのようにして選出しているのでしょうか?
もくじ
ベストナインの投票権を持つのはプロ野球担当の記者!
ベストナインを選ぶ投票権を持つのは、現役のプロ野球選手でもOBでもありません。
それから我々のようなファンにも投票権はありません。
ベストナインは、新聞・放送などに関わる記者の方の投票で選ばれているのです。
記者といっても、もちろん制限はあります。
各メディアに所属し、5年以上プロ野球を担当している記者のみに投票権は限られます。
ベストナイン受賞選手はどのようにして選出されるのか?
前述した投票権を持つ記者が、ポジションごとに推薦する1名の名前を選出していきます。
選出するポジションは、捕手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、投手からそれぞれ1名ずつ。
加えてポジションに関係なく外野手として3名を選びます。
パシフィックリーグの場合は、指名打者部門というものもあり、こちらも1名選出するようになります。
以上の結果、ポジションごとに最も多くの票を集めた選手が、晴れてそのポジションのベストナインに選出されるというわけです。
従って、得票数が同数で1位が複数人になるということも確率上は考えられます!
そのような場合は、同一ポジションで複数の選手がベストナインを同時受賞するという形で決着します。
決戦投票で2人のなかからどちらかを再度選出といったようなことは行わないようです。
同一選手が複数のポジションで得票数1位を獲得した場合はどうなる?
選手によっては複数のポジションをこなし、2つのポジションで1位を獲得してしまうということも過去にはありました。
そういった場合は、より得票数の多いポジションの方でベストナインの受賞となり、もう一方のポジションは次点の選手が繰り上がって受賞となります。
ただし、例外として、過去にパリーグの指名打者部門だけは他のポジションとの重複受賞が認められたようです。
その唯一の例外受賞となった選手とは、あの大谷翔平選手です。
彼は、投手部門と指名打者部門との2部門で、2016年のパリーグベストナインを同時受賞しました。
こんなところでも前例のない記録を持っている大谷翔平さんって(^^;
やっぱり規格外のヤバさなんですね(^^;
⇒大谷翔平が凄すぎる!松井秀喜とダルビッシュ有を1人で超えうる逸材!
ベストナインに選ばれやすい条件とは?
このベストナインですが、主に打撃成績の方が優先される傾向にあります。
守備に関しては別にゴールデングラブ賞があるので、そちらで評価されるためではないかと思います。
従ってチーム全体の成績が振るわなかった下位球団の選手であっても、打撃成績が特出していれば十分受賞の可能性があります。
結果的に優勝したチームから多く選ばれているのは、逆に成績が良かった選手が多いから優勝したとも言えるわけです。
投手に関しても個人成績の傑出度が重要であるため、必ずしも優勝チームから選ばれるわけではないのがおもしろいところです。
プロ野球ベストナインの選び方!誰がどのように選出しているの? おわりに
プロ野球選手にとってたいへん名誉な賞であるベストナイン。
そのベストナインは、プロ野球担当記者の得票によって選出されていたんですね!
選ばれれば年棒にも弾みが付きそうなベストナイン。
プロ野球選手担当記者の見る目は我々ファンの思っている以上に正確ということなのでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました(._.)
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