先発が足りない・・・
確かに最近の巨人は、古川、ヤングマンと早い回からノックアウトされる状況が続いています。
エース菅野も精彩を欠き、例年ほど絶対的な存在ではありません。
ただぞれでも、先発が足りないという表現には首をかしげずにはいられません。
というわけで今回のお題。
巨人の先発は本当に足りていないのかを考えていきたいと思います。
もくじ
先発は足りている。補強の余地があるというだけ
私の考える結論から申し上げれば、巨人の先発は足りています。
もちろん充分とはいえないですし、欲を言いだせばいくらだって改善の余地があるとは思います。
しかし、ライバルである他球団と比較して、著しく劣るなんてことは間違いなくないです。
いやむしろ、ある程度試合を作れる先発が4~5人挙がる時点で恵まれている方だとすら思うわけです。
勝頭の山口俊、安定感をみせる桜井俊貴、なんだかんだ粘れる今村信貴
この3人がほぼほぼ試合を作ってくれる時点で、ローテーションの安定感はそこそこ保たれています。
追記※この記事を書いた直後の8月1日、山口俊投手が右肘周囲の張りを訴え登録抹消に!
代わりが務まる投手がいないだけにかなり痛いです~_~;
投手3冠も射程圏内な山口俊
山口俊投手は現状セリーグナンバーワンの安定感を誇り、登板日の勝率は驚異の.846です。
タフな投手にみえてシーズンハイが154投球回なのは少し気になりますが、(今年は7月末時点で既に120投球回)心配する必要はないでしょう。
それくらい彼の今年の投球内容は安定していますし、過去のデーターでは測れない成長があるように思うのです。
追記※僅かな不安が現実になってしまいました。大事に至らないことを願うばかりです。
安定し始めてもうすぐ2ヶ月の桜井俊貴
最近ちらほら打たれ始めたものの、粘ることができている桜井投手。
過去のデータに重きを置く私からすれば信じられない進化です。
逆境からのハングリー精神と覚悟を決めたような投球には惹きつけられます。
どん底から這い上がった彼は、現状立派な柱の1人と言えるでしょう。
なんだかんだ粘って試合を作ってくれる今村信貴
6回くらいから怪しくなってはくるものの、試合を大きく壊したりはしない今村投手。
ランナーは出してもゲッツーに仕留める投球はもっと評価されてもいいと思います。
ローテー3~4番手なら及第点の投球だと思います。
規定を投げるローテ投手としては充分の菅野智之
上記3人に加えて、エース菅野もローテーションを守ってはいます。
勝ったり負けたりと安定感には欠けますが、3~4番手、ローテーション投手の1人と考える分にはそんなに悪くはないです。
日本球界ナンバーワン投手と考えると寂しい成績ではありますが・・・
追記※山口俊投手離脱となれば、菅野に頑張ってもらうしかないと思います。今年は無理して欲しくはないのですが…
ローテの5、6番手なら問題ないメルセデス+α
研究されたからか、疲労の影響からか長い回を放れなくなってきたメルセデス投手。
勝ったり負けたりはするものの、ローテに無理矢理入れればそれなりに何とかなりそうではある野上亮磨投手。
中継ぎで起用され身体のキレを取り戻しつつある田口麗斗投手など
5~6番手と考えればそれほど悪いメンツではないと思います。
年棒1.5億の野上投手は中継ぎ向きではないですし、谷間の先発の方がニーズにも合うはず。
田口投手に関しては、絶対に先発に戻す方がいいと思います。
今の時期にローテ5~6番手の位置から出直しを図れば、来年に向けた試金石にもなります。
戸根、高木の両左腕が1軍に戻ったのならなおさらです。
巨人の先発は足りていないというほど不足してはいない!
ここまでみてきて、巨人の先発が足りていないとはやはり思えないですね。
巨人と言う球団は注目度が高いだけに、求められるハードルが必然的に高いのだと思います。
理想を言えばローテ全員が規定を投げて、二けた勝利を計算できたら言うことありません。
とはいえ、他の先発候補として名前があがる高橋、高田、大江、ヤングマンでは現状流石に厳しいとは思います。
そういう意味では間違っても先発の層が厚いというわけではないですね(-_-;)
優勝に向かって走るためには、相手先発がエース格の日以外は打ち勝つ展開に持ち込みたいところです。
投手もへばってくる夏。打ち勝ってもらいましょう!
結論としてまとめると、
巨人の先発はライバル球団と比べて不足しているとは思えない。
ただし、理想を言えば改善の余地は多々ある。
こんなところではないでしょうか。
首脳陣が適材適所に選手起用出来れば、やりくり可能な戦力ではあると思います。
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