『根尾昂を外したら増田陸と決めていたのだろうな』
そう感じさせる高評価での指名だったように思います。
今年のドラフトは遊撃手に高タレントが揃っていました。
現時点での完成度は1位指名で4球団の競合となった小園海斗が世代ナンバーワンでしょう。
巨人も指名し、同じく4球団競合となった根尾昂はポテンシャル型。
底がみえない伸びしろが最大の魅力でした。
そして巨人が2位で指名した増田陸選手。
ロマンの塊、根尾選手を引けなかった巨人としては、一貫性があって理にかなった指名だったのではないでしょうか?
もくじ
強打の打撃とベンチでの姿勢が最大の魅力!
増田陸選手の最大の魅力は、高校通算34本塁打を記録した打撃だと思います。
広角に長打を放てるバッティングセンスは、今年のドラフト候補にあがった高校生内野手の中でも随一ではないでしょうか。
スカウト評では、粗削りながらもセンスが光る守備にも華があるとのこと。
ここまで聞くと、入団当時の坂本勇人と印象が被るなと感じるのは私だけではないと思います。
それから、声を出して周りを鼓舞する姿勢がとても素晴らしいです。
明秀日立の帽子のつばには『熱男』と書いていたように、ソフトバンク松田 宣浩選手のような熱い一面も期待できます!
こういったある種モチベーターになれるような要素は、現在の巨人に最も不足しているパーソナリティーではないでしょうか。
こういった選手がチーム内にいることは、チームのムードを変える意味でも不可欠なように思います。
増田選手の高評価はこういったパーソナリティー面も評価されてのものなのではないかと思います。
正直3位指名でも獲れたのではないかとも思いましたが、どうしても彼を確保したかったからこそ巨人は2位指名に踏み切ったのでしょう。
球団は坂本勇人の後継者探しを、ファンが思っているよりもずっと真剣に重要視していたのだと感じました。
ドラフトはギャンブル!大成するかは数年後のお楽しみ
現時点での評価は同じ遊撃手なら小園海斗選手の方が上というのは間違いないと思います。
遊撃手として理想的なスキルを全て備えた小園海斗選手は、プロでもスタメンに定着できる可能性は高いように思います。
しかし、ロマン砲という意味でいったらまだ未知数な分増田陸選手の方が突き抜ける可能性を秘めているようにも思います。
プロ入り後の成長でドラフト時の評価が逆転したというケースも意外に多いわけですし、増田選手は元々小園選手根尾選手に続く注目株のうちの1人です。
今後の伸びしろによっては立場が逆転することだって十分にあり得るのではないかと思います。
増田陸選手が成長する上で巨人は理想的な環境だと思う
増田陸選手の恩師金沢成奉監督は、高校時代坂本勇人を指導した監督さんでもあります。
この辺りにも何か縁を感じずにはいられません。
早くも監督さんを通して坂本勇人選手と会話したとの逸話がニュースになっていました。
そんな球界を代表する遊撃手坂本勇人が所属する巨人軍に入団したことは、増田陸選手にとってもプラスに働くのではないかと思います。
経歴の似た坂本勇人選手も目をかけてくれるでしょうし、吉川尚輝や田中俊太など若くて優秀な内野手たちと切磋琢磨できる環境にあるのです。
彼が22歳になる頃には、吉川も田中も立派な中堅選手に育っているはずです。
そこに増田選手がレギュラー争いで加わるようなことがあれば、巨人軍の2遊間は暫く安泰でしょう。
同じく高卒で入団した岡本和真選手、和田恋選手らも順調に育っていますし、増田陸選手にも同じように大いに期待できるのではないかと思います。
坂本勇人が堂上直倫を上回ったように・・・
是非、増田陸選手にもこれから大きく花開いて欲しいと思います。
プロで上位指名される選手はみんな才能の塊なのです。
特に高卒選手の場合、プロ入り後どう成長するかでドラフト時の評価なんて大きく覆せるはずです。
かつて坂本勇人選手は堂上直倫選手のハズレ1位として巨人に入団しました。
しかし、今では評価が逆転。
押しも押されぬ球界ナンバーワン遊撃手へと成長を遂げたのです。
『あの時入団したのが坂本勇人でよかった』
結果論ですが、多くの巨人ファンがそう思っているはすです。
『あの時入団したのが根尾昂ではなく増田陸で本当によかった』
数年後そう思わせてくれる選手に成長してくれることを、ファンとして心より期待したいと思います。
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巨人|増田陸を2位指名!数年後根尾と小園を伸びしろで上回るか? おわりに
茨城在住の私としては、県下でよく名前を耳にした選手が巨人に入団となったのはとても喜ばしいことです。
ロマンに溢れ、将来を渇望される増田陸選手。
彼の今後の活躍をこれからも注目していきたいと思います!
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