この記事はコミックスの巻ごとにジョジョリオンを振り返ってみる企画の第12回目です。
突然ですが、あなたはジョジョリオンをわかりづらいと思っていませんか?
- 謎が多くて、話のゴールがみえてこない
- スタンド能力が複雑
- 行動目的が把握しづらい
確かにジョジョ好きの間でも、話がよくわからなくて離脱したという人の話を耳にします。
ただですね。
それだと凄くもったいないです。
ジョジョリオンは往年のファンを喜ばせるセルフオマージュが随所でみられます。
ジョジョが初めてでも、過去作を振り返ることなく単品で楽しむことも可能です。
ですので、順を追って話の軸さえ押さえていけば、きっと楽しく読んでもらえると思うのです!
この記事は、多分なネタバレは含みますが、ジョジョリオンという話の大筋を手軽に知りたいあなたにおすすめです。
すでに読まれた方も、これまでの話の流れを振り返ることができると思います。
この記事を読んだ後にコミックスを読んでもらえれば、
きっと理解が深まり、ジョジョリオンの世界観をより楽しんでいただけるのではないかと思います。
この記事を読む前に11巻について読まれると多少スムーズになります。
⇒ジョジョリオン11巻ネタバレ考察と感想!定助の過去を知る女【作並カレラ】が登場!
それでは本題に入りましょう。
もくじ
ここを押さえれば大筋は把握!12巻の話最短まとめ
ロカカカはニューギニア原産の合法フルーツ。
東方家に長女鳩のボーイフレンド(田最環)が訪ねてくる。
田最環はロカカカ密売グループの仲間だった。
田最環は、4人の仲間(八木山夜露、大年寺山愛唱、エイフェックス兄弟)の行方を求めて東方家を襲撃してきた。
以下2年前の回想
吉良吉影は、船医として勤務中に偶然岩人間(大年寺山愛唱)の存在を知った。
大年寺山愛唱を調べていくうちに、ロカカカの存在とその力について知った。
少年の頃、空条仗世文は、吉良ホリー・ジョースターと吉良吉影の手によって命を救われていた。
吉良ホリー・ジョースターの病気は既に進行中。
2人は吉良ホリー・ジョースターを病気から救うため、ロカカカを奪おうと計画した。
12巻の話の流れをネタバレ要約
康穂とつるぎは家に戻り、ロカカカと空条仗世文についての情報を集めます。
空条仗世文の写真を発見したため、通話中の定助に伝え、写真をFAXで東方家へと送ります。
空条仗世文の住所を知った定助は、すぐにそこへ行ってみることに・・・
時を同じくして、東方家に突然の来訪者が訪れます。
長女鳩がボーイフレンドを連れてきたのです。
鳩はモデル業をこなす24歳。
初めてボーイフレンドを連れてきたとして、騒ぎになる東方家。
やってきた男は田最環(ダモ タマキ)。
自称23歳、クリーニング店を経営するというこの男、見た目は胡散臭いオッサンにしかみえません。
家族の前でもベタベタする2人に苛立つ父憲助。
弟常秀は田最の風貌を馬鹿にしたようにいちいち絡みます。
この時既に田最のスタンド攻撃は始まっていました。
田最環のスタンド能力は、ビタミンC
結界を張るように自身の指紋をいたるところに付け、指紋に触れた相手を薄く柔らかいドロドロ状態に変えます。
スタンドも同じようにドロドロにされるので、反撃することも出来なくなる恐ろしい能力です。
壁からドアノブ、窓に至るまで、田最の指紋に包囲されてしまった東方家。
防犯カメラも破壊され、家政婦の虹村さん、常秀と次々にドロドロ状態にされていきます。
東方家を出る前に、襲撃に巻き込まれてしまった定助。
憲助から虹村さんたちを呼ぶよう言われ、別室でドロドロになった虹村さんを発見し攻撃に気が付きます。
康穂からのFAXを定助に届けてドロドロにされる大弥。
FAXに写る空条仗世文の写真はなんと田最環。
身元不明になった空条仗世文が捜索されないのは、田最が戸籍をのっとっていたからでした。
鳩に席を外させ本性を現した田最環。
態度が急変し、家長憲助に尋問を始めます。
彼は、八木山夜露たちロカカカ密売グループの仲間だったのです!
東方家に入り込んだ目的は、
- 連絡がつかなくなった仲間4人について調べるため
- 八木山夜露を始末した犯人を突き止めるため
- 東方家全員を始末するためです。
田最環が憲助を尋問していく中で、
事の発端となった2年前が回想で明らかになっていきます。
2年前、船医として勤務していた吉良吉影は、偶然、岩として密航(輸入される)する大年寺山愛唱の存在を知ります。
岩(大年寺山愛唱)は東方フルーツパーラーがニューギニアから造園用として輸入していました。
東方フルーツパーラーは他にもフルーツをニューギニアから輸入していました。
自分自身は密航し、合法フルーツをこそこそ販売する奇妙な行為。
岩人間と東方家に目をつけた吉良吉影は、調査をすすめる中でロカカカの存在とその力について知ります。
ロカカカがあれば、病気の母を救うことができる。
しかし、1個2億で取引されていたロカカカを買う金はない。
ならば・・・
【ロカカカを奪い取る】
そう決めた吉良吉影が、話を持ちもちかけた人物が空条仗世文でした。
空条仗世文は少年の頃、吉良ホリー・ジョースターに命を救われた過去がありました。
成長しても、そのことにずっと恩を感じて生きてきた空条仗世文。
自ら進んでその誘いに乗ります。
こうして2人は、奇病に侵された吉良ホリー・ジョースターを救うため、ロカカカを奪うことを決意するします。
空条仗世文の提案でこっそりロカカカの枝を盗み栽培する計画を立てます。
仗世文の能力ならば、気づかれずに枝を奪うことも、接ぎ木して実を収穫することも可能だからです。
作戦は、盗んだことに気付かれずに枝を奪うこと。
そしてついに、作戦決行のチャンスがやってきました。
12巻はここまでです。
12巻を振り返った考察と感想
前回の杜王スタジアムに続いて、またまた行動しようとした矢先に想定外の出来事が起こる展開(^^;
こういうことが続くと、内容が把握しづらくなるんですよね(-_-;)
定助の興味も、ロカカカを探すことより空条仗世文の素性に移ってしまっています。
すでに作並カレラと出会った翌日のようですが、
あのあと康穂の元に戻ってスタジアム探索しようと思えば出来たはずです。
なぜそうしなかったのか意味がわかりません。
康穂と一緒にいるつるぎは、なぜロカカカ探索を強く進言しないのでしょうか?
定助とは違って、つるぎにとってはロカカカ入手が最優先事項のはずなのでは?
話が複合的なのはわかりますが、どうも行動が行き当たりばったりな気がします。
話を本編に戻すと、
この巻で登場する田最環は残忍で冷徹、相手を抵抗不能にする強キャラです。
柔らかくした体を折った千円札で切断する攻撃はゾクッとします。
登場した当初はラスボスなんじゃないかと思ったくらいです。
これまで登場した敵とは一味違う存在感がありました。
気が付けばジョジョリオンも既に12巻。
そろそろ物語のラスボスが登場してもおかしくない時期に差し掛かってきています。
僕は物語のラスト直前で、
- 吉良ホリー・ジョースターをロカカカを食べさせる
- 東方つるぎの病気が発症する
この2大イベントが待っていると思っています。
そこに至るまでの話と考えると、ラスボスは案外ロカカカの利権を牛耳る大物なのかもしれません。
意外とまだニューギニアにいたりして、これから来日するのかもしれません(笑)
この巻では遂に、吉良吉影と空条仗世文の身に何があったのかが語られはじめます。
やはりここでの注目は吉良吉影でしょう!
4部とは全く別人の吉良吉影ですが、スタンドはあのキラークインです!
最初にキラークインを出すシーンはカッコよくて鳥肌たちました。
8部の吉良吉影はイケメンなうえに頭も切れて滅茶苦茶カッコイイです。
シアーハートアタックを血管内に侵入させて血栓を探すなど、キラークインの能力は医者との相性も抜群です(^.^)
それから、遂に物語に登場してきた空条仗世文!
東方家の家系図に関係する人間なのかと深読みしていましたが、いまのところ関係は無さそうです(^^;
ただ、普通にスタンド能力も使えるので、今後定助の正体が明かされるなかで何かわかっていくのかもしれません。
- 岩人間を相手にロカカカを奪い取ろうと合作する彼らに何が起きたのか?
- 田最環の攻撃により壊滅的な状況の東方家はどうなるのか?
謎の解明に大きく前進しそうな次巻が楽しみでなりません。
12巻をこれから読むならここに注目!
- 田最環が単身攻め込んできた目的は?
- 吉良吉影がロカカカを知り、奪おうとするまでの流れ
- 吉良吉影と空条仗世文の関係
⇒ジョジョリオンまとめ!ネタバレ・考察・感想記事へのリンクはこちらから!
ジョジョリオン12巻ネタバレ考察と感想!田最環の襲来と吉良吉影(回想) おわりに
またしても3000文字を超える長文になってしまいました。
意識しているつもりが全然短くまとまってない(-_-;)
気軽にストーリーお把握するには長すぎますね(+_+)
次回こそもう少し短くまとめられるよう頑張りたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう(._.)
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