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10円ピンポンの危険なからくりとは?LINEの戦略と欅坂46CM起用の意図!

10円ピンポン
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LINEで10円を送りあうとキャンペーン商品がもらえます。

 

お金を送りあったAさんBさんもwin-win

LINEPay の利用者を増やしたいLINEさんもwin

 

正にwin-win-winです。

 

この仕組みとキャンペーンを考えた人はホントに凄いと思います。

 

便利だとも思いますし、ハッキリ言って画期的アイディアだとすら思います。

 

では筆者は積極的に使うのか?

答えはノーです。

 

この記事では最近話題の10円ピンポンについて考えてみたいと思います。

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10円という手軽さ!

 

このキャンペーンで利用者が送りあう金額は10円です。

なんとも手ごろで敷居が物凄く低そうです。

しかも互いに10円を送りあうので実際の2人の収支は±0

 

10円を送りあって、もらえるキャンペーン商品はというと・・・

 

第1弾はLAWSONマチカフェコーヒーの(M)サイズで150円

弾は同じくLAWSONのグリーンスムージーで178円

弾はマックのマックフライドポテト(S) 150円

弾は同じくマックのベーコンエッグマックサンド 200円

このように、150円から200円のものが実質タダで手に入るというわけです。

 

額面上、割とお得なキャンペーンな気もしますね。

 

お金を送りあうために必要なLINEPayも登録無料です。

LINEPay内で入金や送金をしても手数料は無料です。

 

引き出すときのみ手数料がかかります!

 

たったの10円ですし、ちょっとやってみようかなと思った人も多いのではないでしょうか?

 

ここまでだと、一見いいことずくめな素晴らしいキャンペーンのように感じます。

LINEPayを利用するには本人確認が必要です!

 

LINEPayを利用するには、普通にLINEを使うのとは別に本人確認が必要になります。

10円とはいえお金を送りあうのですから、当たり前といえば当たり前のことですね。

 

では具体的にどうする必要があるのかというと・・・

 

個人口座の情報を登録する必要があります。

 

はい、一気に利用のハードルが爆上げですね(-_-)

 

情報社会において最も重要かつ価値のある情報はなんなのか?

聡明なあなたならすぐにわかると思います。

 

それは個人情報です。

 

個人口座の情報なんて、むやみやたらに登録していい情報ではありません。

 

僕は極力個人情報を登録したくありません。

登録したとしても必要最小限かつ本当に信頼して納得したサービスのみです。

 

同じように個人情報の登録に大いに抵抗があるという人は多いのではないでしょうか。

 

ここで3者が得るものを考えてみましょう!

 

ここで3者が得られるものと、対価として支払うものを考えてみましょう。

3者とは10円を送りあうAとB、そしてLINEPayを運営するLINEさんです。

 

わかりやすくするために、まずクウイチハルで10円ピンポンをやってみたとします。

kuuichi
10円送るね!
haru
10円返すよ!

 

クウイチとハルはLINEPayに登録し、LINEで10円ずつ電子マネーを送りあいました。

 

二人の収支は±0円です。

得るものはキャンペーン商品なので2人とも150円から200円くらい得したような気がします。

 

そしてLINEさんはというと・・・

キャンペーン商品のクーポンと引き換えに、クウイチとハルのLINEPayサービスへの登録(口座情報)を得ることになります。

 

つまり、たった200円の対価として最重要情報を得ているということになります。

 

さて、一番得しているのは誰になるのでしょう?

 

ピンポンしあう2人がLINEPayを使用したい場合はwin-win

 

10円ピンポンを行う2人共がLINEPayを進んで使いたいのならwin-winでしょう。

積極利用するならどの道登録することになるからです。

 

LINEPayというサービスを信用して納得のうえで個人情報を登録するなら問題ありません。

 

このようにLINEPayサービスに肯定的で、使いたいと思っている人同士でやる分にはLINEさんを含めてみんなwinなので問題ないでしょう。

 

なので、10円ピンポンをやりたいと思ったら、相手にLINEPayを利用する意思があるのか確認してからにしましょう。

 

相手がOKだったらレッツピンポンです!

 

その後はもちろん自己責任ですけどね。

 

さて、ここからが問題です。

 

問題はLINEPayに登録していな人にも送金ができてしまうことです。

LINEPayを使用しているハルに協力してもらったので間違いありません。

 

送ったハルの画面には送金完了と確かに表示されました。

LINEPayを利用していない私の画面にはハルから10円が送られたという旨のLINEが届きました。

 

そうするとどんなことが起こるでしょうか?

haru
10円送るね!
kuuichi
え?何これどうすればいいの?面倒なんだけど・・・

とか

haru
10円送るね!
kuuichi
私LINEPay使うつもりないんだけど(+_+)どうすりゃいいんだ( ;∀;)

このように、

ピンポンを最初に送る側がポンコツだと迷惑行為になってしまうのです。

 

普通は相手に確認してから送るだろうと思いますが、世の中舐めちゃいけません。

想像しえないことをする人はいくらでもいるので、このくらいのことは十分起こりえるのではないでしょうか?

ノリで何でも手を出すなんて人が1番のカモで、そのカモが周囲を巻き込む構図になります。

 

そうすると、この場合のクウイチはどう思うでしょうか?

kuuichi
送られたのに返さないのは気分悪いなぁ(^^;波風立てたくないしLINEPayに登録して返した方がいいよね(+_+)
とか

kuuichi
何これ面倒なんだけど(-_-;)ホントは乗り気じゃないけどLINEPay登録するか(>_<)

 

このようにLINEPay登録に積極的でない人に対して、登録を強く促す圧力になりうるのです。

 

考えてもみてください。自分に10円送られてきてるんですよ!

返さないと気持ち悪いじゃないですか。

 

返報性の法則じゃないけど、されたことは返したくなるのが人間の性。

大概の人はこの10円を返そうとするはずです。

 

正直、たかが10円だか200円だかのことで悩まされている時点で僕ならイラっとしてしまいますけどね(-_-;)

 

この場合、面倒だなとかイラっとする対象がLINEではなく送ってきた相手に向かうところもポイントです。

憎しみは間違いなく10円を送ってきた相手に向きます。

 

おそらくこのキャンペーンを考えた人は、そこまで計算に入れているはずです。

 

LINEの評判を下げずに興味がない層まで効率的に巻き込む、ホントに上手い企画だと感服しました。

 

下手な使い方をするとたった10円の為に、人間関係に亀裂を生む可能性があるのです。

登録するのだって手間ですし、世の中にはいくら便利でも絶対登録したくない人だっているのです。

 

10円を送りあわせるという一見無意味なことを利用者に行わせるメリットは何なのか?

そのことを考えれば自ずと答えはみえてくるのです。

目的はLINEPayの利用者を増やし、LINEのようにあたりまえのレベルまで大衆に広めることでしょう。

 

因みに7日間放置したら、送金はキャンセルされました。ピンポンが送られてきても、何が何でも規約に同意してLINEPayに登録しなければいけないわけではないのでご安心ください。勝手にピンポンが送られてきたら、ピンポンする意思がない旨を相手に伝えて、送金キャンセルを待つのがスマートな方法かもしれません!

 

10円ピンポンキャンペーンの凄いところをまとめました。

 

10円ピンポンキャンペーンの狙いが凄い!

 

狙いはズバリ、個人情報を登録してLINEPayに加入してもらうという高いハードルを、10円ピンポンという手軽そうなキャンペーンによって低くみせることでしょう。

 

10円ピンポンというキャッチーかつ意味不明な用語を広めることで、ノリで行動する人を刺激できれば目的は半分果たしたようなものです。

話題になった時点で狙い通りなのでしょう。

 

どうすれば人は断りずらく、自分から主体的に選んだと錯覚させられるかというところまで考えられています。

人間が取りがちな行動や、心理を巧についています。

 

1人が興味を持てば、相方が必要になる!

 

この発想が特に秀逸だと思いました。

ここまで自然で気軽に相手を巻き込めそうな雰囲気はなかなか醸し出せません。

1人に関心をいだかせれば、もう一人セットで加入してくれます。

既に加入している人にとってデメリットは皆無なので、進んで動いてくれることでしょう。

 

マーケッターの勧めより友達のススメの方が強い!

 

見ず知らずの敏腕マーケッターのプレゼンより友達のススメの方が強力です。

婚活パーティーで出会った見ず知らずよりも、友達の紹介の方が安心できるのと似てますね(^^;

 

キャンペーンの見せ方が秀逸!

 

今時無料キャンペーンなどは巷に溢れてしまっていて、それだけでは特に目を引けません。

登録無料のアプリだって簡単に登録者が増えない時代ですからね(^^;

目を引くアイディアが重要だという例ですね。

 

10円ピンポンの発想が生む危うさ!

 

お金を先に差し出し、ピンポン(厳密には電子マネーのキャッチボール)をさせようというこの発想。

突き詰めると押し貸しと考え方が似ているように思います。

 

10円という限りなく低い金額と、ピンポンなので返ってくる前提というのがキャッチーで実に上手いです。

金額も低く、大きなトラブルや問題にならないよう配慮がなされているとは思います。

この辺りも実に巧みですね。

 

貸し借りには抵抗があっても、キャッチボールなら損得なしだし別にやってもいいかってノリの人、今の若者に多そうなので(^^;

 

僕は嫌いだけど、ポルカとか間違った残念なクラウドファンディングよく見かけるし・・・

投げ銭に違和感を感じない人ほど問題点に気がつきづらく、抵抗が無さそうなのも危うく感じる要因だと思います。

 

僕は手数料なしで友達同士でお金を送れるのって、考えてみると恐ろしいことのように思います。

 

これを使って、力で屈服させて集金する悪党が出てきたりしないでしょうか?

いじめられっ子がグループで搾取されたりしないでしょうか?

LINEアカウントを使っておかしな集金を考えるマルチが増えたりいないでしょうか?

 

そうすると、今現在便利に使えているLINEがカオスになったりしないでしょか?

 

お金のやり取りをLINEのように手軽にし過ぎるのは余りに危険なんじゃないかと僕は思います。

 

欅坂46をCM起用している意図

 

欅坂46をCMに起用していることにも明確な意図があるように思います。

 

僕からすると、彼女たちくらいの年齢のかわいい子が、何の抵抗もなく笑顔でお金を送りあっている画は妙にシュールに映りますけどね(^^;

 

このCM、LINEPayが若者の意識の中では当たり前という風にもっていく意図を感じます。

なんかイケてて、これからの若者なら使って当たり前感を全面に出しています。

 

10円というキャッチーな価格も、まず若者層に広めムーブメントを起こそうということでしょう。

 

余計なお世話だけど、欅坂46はCMでイメージを落としているように思います。

ドコモのCMでのタイアップ曲も『ガラスを割れ』って(^^;

 

ちょうどその頃液晶を割って機種変更した僕は、煽られてるみたいでイラっとしましたよ(^^;

グループのコンセプトなんだろうけど、あの世代のアイドルで衣装も暗いし笑った表情も少ないのでは可哀想な気がします。

特に先輩の乃木坂46に憧れて応募した子はコレジャナイ感半端なく活動してるんじゃないかな?

 

おっと、話が脱線してきたので閉じます(^^;

10円ピンポンの危険なからくりとは?LINEの戦略と欅坂46CM起用の意図! おわりに

 

色々書いてきましたが、便利で画期的なアイディアであることは間違いないと思います。

 

あとは、使う側のモラルとシステムの信頼性の問題ですね。

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ABOUTこの記事をかいた人

普段は会社員をしている40代男性です。 (病院勤務→自動車関係→映像制作会社) スニーカーの紹介やプロ野球(巨人)のこと、スタバ・映画のレビュー等を中心に発信しています。 レビューは実際に所有するもの、経験したことのみを記事にするようにしています。 趣味は野球観戦、甘いものを食べること、映画鑑賞、スニーカー集めなど