この記事は#3000文字チャレンジ という企画の
というお題に沿って話を進めていきたいと思います。
今回、私がおすすめするのは、幾つかある私の趣味の中でもあえてあまり公にしてこなかった趣味『スニーカー収集』です。
私に言わせれば、優れたスニーカーはアートであり芸術。
そのデザインと素材の醸し出す雰囲気は、コレクションするに十分な魅力に溢れています。
なんていうんでしょうね・・・
フィーリングの合うスニーカーに出会うと、吸い寄せられるように集めてしまうのです。
ドン引きされるかもしれませんが、最も膨れ上がった時期は150足以上コレクションしてました(-_-;)
今ではお気に入りの数足を除き手放して(大部分は寿命で処分)しまいましたが、時折残った数足を眺めてニヤニヤしております(笑)
我ながらちょっとキモイな(-_-;)
何はさておき、飾ると部屋もお洒落になるし、素敵なデザインのものに囲まれると感性が磨かれるような気がします。
スニーカー収集おすすめですよ(^^)!
時は遡って1995年、AIRMAX95との出会いが私をスニーカーの虜にしました。
初めてAIRMAX95を目にした時の衝撃は、今でも忘れることはありません。
「なんだこの超絶カッコイイ靴は!!」
思えばこの頃から先見の眼はあったのでしょうね。
私が初めてAIRMAX95を買ったのは、巷で大ブレークするより少し前の話です。
当時一大旋風を巻き起こすことになるイエローグラデーションカラーを定価の1万5千円でgetしました。
定価とはいえ1万5千円というのは、当時中学生だった私にとってはとんでもない大金。
スーパーファミコンのソフトなら2本、ゲームボーイなら5本はソフトを買える価格でした。
親からは、スニーカーに1万5千円も出すようなバカだったとはと失望され、友達からもよくそんな高い靴買ったなと言われたものでした。
ただ、いつまでも呆れていた親とは違い、友達の反応はすぐに羨望のまなざしに変わりました。
「くういちの履いてるナイキの靴、メチャクチャかっこよくない!?」
靴に無頓着だった田舎の普通の中坊にとってもAIRMAX95はただならぬオーラーを放っていたのだと思います。
学校では白の運動靴以外履くことが禁止だったので、履くのは専ら親しい友人と遊ぶときのみでした。
なので私がこの靴を所有していると知っていたのは数人だけ。
この数人だけしか知らなかったというところが実はミソ
いや~今振り返っても仲のいい数人だけにしか知られてなくてほんとに良かった。
というのも30代以上の方ならご存知でしょうが、当時この靴の所有者は『MAX狩り』という驚異に戦々恐々でした。
『MAX狩り』とはその名の通りAIRMAX狩り。
恐いヤンキーに囲まれてAIRMAXを奪われてしまうという、血も涙もない恐ろしい行為が続発していたのです!
(※2人組で現れ1人が対象を背後から持ち上げ、もう一人がAIRMAXを奪うという手口でした。代わりのスリッパを置いていってくれるちょっとやさしい?犯人いたとかいないとか・・・)
この『AIRMAX狩り』は当時ニュースでも取り上げられて社会問題にもなりました。
今では信じられないかもしれませんが、AIRMAX95はプレミアがつき価格が大高騰。
定価1万5千円のスニーカーがピーク時数十万円(すいませんうろ覚えです(T_T))にまで跳ね上がったのです。
(特に一番人気のイエローグラデーションのインフレ具合は凄しかった)
15歳のくういち少年は、不良にAIRMAX95を所有していると知られたら100%狩られると確信!
ビビッて外で履けなくなってしまいました(-_-;)
思えばこのことがキッカケとなって、私の頭の中にスニーカー=保存・鑑賞という図式が形成されたのかもしれません(^^;
外履きでおろした靴なのに、隅々まで綺麗に拭いてソッコーで部屋に隠しました(笑)
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その後も、多くの友人がスーパーファミコンやゲームボーイのソフトを買う中、私が買うのはスニーカー(笑)
エアフットスケープやズームフライト96をなけなしのお年玉を貯めて買いました(^^;
これに加えてリーボックのインスタポンプフューリーも欲しかったのですが、予算オーバーで中坊には無理(T_T)
その当時愛読していたストリートジャックやその他のファッション誌を眺めてはため息をついていたのを覚えています。
買いたくても買えなかったものというのは、買えるようになれば手を伸ばしてしまうもの・・・
私のスニーカー熱は、自由にお金を使えるようになった社会人になって再び熱く燃え上がるのでした。
オリジナルでは買えなかった復刻版をみかけるたびにコレクションが増える一方に(-_-;)
社会人になって2~3年目くらいまでって、ある程度自分の裁量で買いたい物が買えるじゃないですか(笑)
そりゃあれこれ買ってしまいますって(^^;
同じころ、俳優の佐藤亮太さんや塚本高史さんなどイケてるメンズもスニーカー集めが趣味とのことでした。
なので、私にとってもスニーカー収集は当然イケてる趣味だと完全にのめり込んでしまったのです・・・
が、しかし・・・
当時付き合っていた彼女にはこれが原因でお別れを言い渡されたくらい呆れられました。
それもそのはず、150足近くあると収納スペースもばかになりません。
「集めるにしても限度があるでしょう」
当時の彼女に言われて納得してしまいました(-_-;)
物には限度と言うものがある
ここではじめて過剰なスニーカー収集癖は客観的にみると病的だということに気が付いたのです。
失って知る痛み(T_T)
今でもハートブレイクな悲しい思い出をえぐってしまいました(+_+)
冷静に考えて、生活スペースにまでスニーカーが侵食していたのでは呆れられても仕方なかったと思います。
実家の離れがスニーカーの山になったときには流石にヤバイと自覚しましたね(+_+)
それからは、本当に気に入ったもの以外を少しずつ手放し、鑑賞のみのスニーカーは極力減らすようになりました。
やっぱりスニーカーは履いてなんぼ。
お気に入りのスニーカーを履くことで外出が楽しくなる効果も得られました。
いっぱいあって履きまわすので、コンデイションの劣化も抑えられて長くお気に入りと付き合うこともできました(^^)
⇒靴のローテーション|おすすめは何足?お洒落に長持ちさせる方法!
何かを収集する癖がある方は、一度冷静に客観視してみることをおすすめします。
そうすることによって、私のように程よいマイルドな収集に落ち着くこともあるかもしれませんしないかもしれません(^^;
幸い高く買い取ってくれるお店もありましたし、コンディションの良いデッドストックばかりでしたので、買ったときより高く手放せたものも沢山ありました。(結果的に手放すことになっただけで転売ヤーを肯定はしていません。)
この辺りもスニーカー収集をおすすめしたくなる理由なんですよね。
スニーカーの価値がわかって先見の眼さえあれば、資産にもなりうるのです(^^;
(生活スペースを圧迫するようでは本末転倒ですが・・・)
ただし、スニーカーのコンディションを維持するにはそれ相応の知識も必要になります。
スニーカーはただ置いておくだけでは年数が経過しただけで履かなくても劣化してしまいます。
具体的には、酸化を避けるため密閉して保存し、日光や乾燥、湿気にも気を配らねばなりません。
ときに、外に出し換気してあげることも必要ですし、加水分解や変色しないよう手入れする必要もあります。
例えるなら植物の世話をするのに近いのかもしれません。
(植物育てたことないのでなんとなくの感覚ですが((+_+)))
あなたも素敵なスニーカーに出会ったら少し落ち着いて眺めてみてください。
「あ、デイスプレイしてみたい」
このように少しでも頭によぎったら、あなたはもう立派なこちら側の住人です(笑)
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