今朝の日経スタイルに、
会社を退職することを卒業と言う人が増えているという記事がありました。
卒業というとアイドルがグループを抜ける際にもよく耳にします。
その影響なのか?
「卒業宣言」が広がる背景について考察されていて、とても興味深く読ませてもらいました。
「退職」はこれからを生きるなら誰にでも起こりえることです。
これを機に、「自分が退職に関してどう思っているのか」ちゃんと向き合うのもいいなと思い記事にしました。
退職はあくまで退職であって卒業とはまったく異なる
「退職と卒業はまったくの別ものでしょ」
これが私個人としての考えです。
定年退職なら卒業に近いといえるのかもしれないけど、やっぱりそれもなんか違うかな(^^;
最初に卒業を使ったのはリクルートグループ
リクルートグループでは退職者の事を卒業生と呼んでいるそうです。
そして、卒業後もその繋がりを大事にしているとのこと。
これまで、日本の働き方の主流は終身雇用でした。
しかし、リクルートグループではそもそもの認識が明確に異なるのだそう。
入社する人の多くが、最初から終身雇用で働き上げるというふうに思っていないのです。
入職者の大半が、独立や転職をするためのステップだと思い入社している。
入社がその先にある目的までの明確な通過点でしかない。
つまり最初からステップアップの為の一時的な仮宿として入社しているわけです。
だから、その後の自分の事業を見据えて人脈を少しずつ広げていく。
記事では、そうしたリクルートグループの働き方が出身者を通じて世に広がり、幅広く使われることになった一因と伝えています。
働き方改革
- 雇用が不安定
- ライフワークバランスの実現
- キャリアアップを目指す
等、転職が僕たちにとってより身近なものになった事も要因であるようです。
これまでは定年まで1つの会社で働くことが良しとされてきましたが、
取り巻く状況が大きく変わってしまいました。
逆に定年まで働き続けられる仕事ってなんだろうとも思ってしまいます。
終身雇用が崩れ、雇用が不安定になる中で
自分の周りでも転職する人が珍しくない世の中になりました。
そんな中
ライフワークバランスの実現や、キャリアアップ等、転職をポジティブなものと捉える人が増えてきて、退職を前向きに表現する「卒業」というワードに行きついた。
要するに、退職をポジティブな意識で行うと卒業するというニュアンスに近くなるんじゃないかなと思います。
退職することを周りに「卒業する」と伝えた人の話が紹介されていました。
伝えたかった思いは、「感謝」「愛着」「これからの挑戦の気持ち」だそうです。
でもね、これって大事なものが抜け落ちてますよ。
これだと綺麗なあなたの主観だけが前面に出た状態なんですよ。
俺が俺が
私が私が
って状態(-_-)
「退職します」でいいと思う
みんながいつかは巣立つから卒業
リクルートグループのような、入職と退職がセットで当たり前と共通認識がなされている環境なら問題ないかもしれません。
では、一般の多くの会社は?
「ステップアップの為卒業します」と言われて残された社員はどう思うでしょう?
会社に残っている=卒業できない
ああっ馬鹿にしてんの 煽ってんのかコラ
ってなりませんか?
あなたが退職する会社でその後も一生懸命働く人の気持ちを微塵も考えていないことになりませんか?
そもそも、あなたが思っているほど周りはあなたのことに関心がありません。
悲しいけどみんな自分が大事で、意識してるほど人のこと見てません(^^;
あなたが社内の超人気者なら別かもしれないけど・・・
下手すると自分が辞めることで仕事のしわ寄せがあると内心疎ましく思われてるかもしれないんですよ。
その状況で辞めた後の挑戦とか熱く聞かされても
・・・(-_-)です。
立つ鳥跡を濁さず
卒業とか余計な事言わず、スマートに「退職します」でいいんじゃないかな
【退職≒卒業?】について真剣に考えてみた まとめ
退職することをわざわざ卒業とか言わんでいいでしょう。
普段はスニーカーに関する記事を書いたりしてます(^^)
⇒【スニーカー】サイズ感と履き心地レビュー&関連記事まとめ!リンク集
コメントを残す